Lifestyle

Yokota's Golf Lesson Series
明日のラウンドで即、実践!
横田英治の『スコアメイクのポイント』
VOL.6 ヘッドスピードを上げる

スコアメイクの急所となるポイントに的を絞り、横田英治プロが即効で結果を生むアドバイスをお伝えする「明日のラウンドで即、実践! 横田英治の『スコアメイクのポイント』」。ティショットが飛ぶほど、より番手の小さい(=短い)クラブでグリーンを狙え、ゴルフがやさしくなる。そこで最終回は飛距離アップを取り上げる。

「重い→軽い」を繰り返し振る

飛ばすための要素には、ヘッドスピード、ボール初速、打ち出し角、スピン量などいくつかあります。今回は、その中でも飛ばしに直結するヘッドスピードを上げる練習方法をお教えしたいと思います。

ヘッドスピードを上げようとして、重いバットを振ったり、ウェートトレーニングに取り組もうとする方もいると思います。でも、それでは単純に筋力はついたとしても、スピード自体はなかなか上がりにくいものです。

そこで上手に活用したいのが、世の中にたくさん出ている素振り用の練習器具です。とくに、2種類の違った道具を使うと、とても効果的にスピードをつけられるのでオススメです。

2種類とは、重い器具と軽い器具です。

まず用意したのは、グリップの先に羽がついた器具。羽が受ける空気抵抗によってクラブが重く感じるので、必然的に全身を使って振ることになり、筋力をつけるのに役立ちます。
羽状のものではなく、重量のある器具を使っても同じ効果が得られます。
ゆったり大きく、繰り返し10回振ります。

続いて、素振り用の軽いスティックに持ち替えたら、今度は全力で振ってください。同じく10回繰り返しましょう。

重いほうはゆったり大きく、軽いほうは全力でスピーディに、2つの全く違った素振りを10回ずつ行う。これを1セットとして2〜3セット繰り返すと、確実に飛ばしのパフォーマンスは高まります。

実際に、この素振りを行った直後にボールを打ってみると、ヘッドスピードが1〜2m/秒は上がります。

というのも、軽い器具の素振りで「全力で振る」ことを脳に刷り込みます。すると、普通のクラブを持っても、通常は発生する自分の中のリミッターが外れ、いつもよりもヘッドスピードが上がるというわけです。

ただし、この効果はあくまで一瞬のもの。この素振りを繰り返し継続して行うことで、一瞬のスピードアップを本当に自分のものにできるのです。

用意するのは2つの素振り用練習器具。左は空気抵抗を受けて重く感じる器具(あるいは重量のある器具でもOK)、右が素振り用の軽いスティック
最初に、重いほうの器具をゆったり大きく10回振って筋力をつける
続けて、軽いほうを全力で素早く10回振ってスピードをつける

リリースポイントをできるだけ遅らせる

素振りを行うときに注意したいポイントがあります。それは、リリースポイントをなるべくタメること。リリースポイントをできるだけ遅くして、ギリギリまで引っ張って最後に「トンッ!」とリリースする練習をすると、飛ばしに有効です。

バックスイングを上げて、切り返しでギュッと力が入ると、リリースが早くなってしまいます。なので、できるだけタメをキープして、最後にリリースすることが重要になってきます。

よく「プロはタメがすごい」と言いますが、リリースが早いとアウトサイドインの鋭角の軌道になります。一方、リリースが遅いとインサイドからクラブが下りてきて、シャロー=入射角が緩やかな軌道になります。

軌道が鋭角だとバックスピン量が増えてしまい、ボールが吹き上がって前に飛んでくれません。シャローな軌道なら、クラブ特性通りの適正スピン量がかかり、推進力が働いて飛距離が出るというわけです。

振り遅れを嫌ってリリースを一生懸命早くすると、クラブは遠く(アウトサイド)から下りてきます。
素振りでは、できるだけリリースポイントを遅らせることを心がけて、クラブがインサイドから下りる緩やかな入射角を身につけましょう。

ヘッドスピードだけではなく、実はリリースポイントも飛ばしの重要な要素なのです。

ダウンスイングでリリースが早いと、クラブがアウトサイドから下りる鋭角な軌道になり、余分なスピンを生んでしまう
リリースをできるだけ遅らせると、クラブはインサイドから下りてくる。緩やかな入射角を描き、適正スピンで飛ばすことができる

練習器具を上手に使おう

2つの素振り用練習器具を使ったドリルを紹介してきましたが、こういう器具がなくてもできる練習方法があります。

まずはクラブを普通に持って、重さを感じながらゆったり大きく素振り。次はクラブを持ち替え、ヘッド側を握って素振りします。

ヘッドを握るとクラブを軽く感じますが、だからといって腕で振るのではなく、しっかりリリースポイントをタメて、体の左サイド(インパクト~フォロー側)で音(風切り音)を出すことを意識します。
言い換えると、スイングの前半ではなく、後半で音を出してあげるようにリリースしましょう。

クラブを普通に持ち、重さを感じながらゆったり大きく振る
次にクラブのヘッド側を握り、リリースをタメながら素振りする

とはいえ、練習器具は上達のためにいろいろ考え、工夫して作られています。
「軽いほうの器具」で使用したのは、ロイヤルコレクションから発売されている「TRI-ONE STICK(トライワンスティック)」というもので、スイング練習器具の定番としてレギュラーツアーの男子プロをはじめシニアプロ、女子プロまで多くのプロゴルファーに使用されてきました。

「トライワンスティック」は、スティックの両端に重量の異なる赤と青のグリップがついています。青いグリップは重く、赤いグリップは軽いので、青いグリップを握り、赤いグリップを下にして振れば「軽いほうの器具」です。

反対に、赤いグリップを握ると「重いほうの器具」になり、これ1本で「重い→軽い」の素振りドリルが完結する便利グッズです。
こういう専用器具には効果を期待できるものも多いので、興味がある方は入手して、練習に取り入れていただければと思います。

「TRI-ONE STICK(トライワンスティック)」のような練習器具を使うのも、効率的な上達をもたらすカギになる

(プロフィール)
横田英治(よこたえいじ)
1971年広島県生まれ。15歳でゴルフを始め、1996年プロテスト合格。これまで多くのゴルファーにレッスンを行い、岸部桃子プロは昨年、待望の初シードを獲得した。昨年6月1日、東関道・千葉北インターから500メートルという恵まれた立地に会員制ゴルフサロン「クラブハウス」をオープン。レクサスカード会員の皆様が入会の際には入会特典として「クラブハウス オウンネームゴルフボール1ダースをプレゼント。なお、横田プロ自身もレクサスユーザーで、RXを愛用している。

PRESENT

会員制ゴルフサロン「クラブハウス」の体験レッスンを希望される方3名(先着)に、スイング練習器具「TRI-ONE STICK(トライワンスティック)」をプレゼントします。クラブハウス(TEL043-441-5466 担当・小内氏)までご連絡下さい。

【関連記事】

2024 Winter

レクサスカード会員のためのハイエンドマガジン「moment」のデジタルブック。
ワンランク上のライフスタイルをお届けします。