Lifestyle

Yokota's Golf Lesson Series
明日のラウンドで即、実践!
横田英治の『スコアメイクのポイント』
VOL.2 アプローチ~2つの道具でコツを覚える

スコアメイクの急所となるポイントに的を絞り、横田英治プロが即効で結果を生むアドバイスをお伝えする「明日のラウンドで即、実践! 横田英治の『スコアメイクのポイント』」。第2回も、スコアに直結するアプローチショットの練習方法やドリルを紹介します。上達を早める2つの秘密兵器とは?

スポーツタオルとメトロノーム

第1回では「片手持ち」で行うアプローチ練習をお伝えしました。
この練習はアプローチの絶対的基本を学ぶことができて、今のツアーにおける流行りでもあるので、正しい打ち方を詳しくお話しさせていただきました。

とはいえ、ちょっとレベルが高いドリルであることは事実。そこで、アマチュアゴルファーの皆さんにも簡単にできる、道具を使って物理的な制約を加える練習を紹介したいと思います。

用意するのはスポーツタオルとメトロノーム。スポーツタオルは皆さんお持ちでしょう。メトロノームは楽器店で売られていますが、スマートフォンのアプリをダウンロードするほうが入手しやすいと思います。
この2つを使って、より実践に近い練習をしていきましょう。

前回の繰り返しになりますが、アプローチの絶対的条件として、手でクラブを持ちますが、手で”打つ”のでなく、あくまで”持つ”ということはしつこく言っておきたいです。
手で持っているんだけど、体幹で打つ。常に体の中にクラブがあって、自分の足と体幹を使って打つイメージが大事です。

アプローチ上達のカギを握る2つの”練習器具”がスポーツタオルとメトロノームだ

タオルを脇に挟んだまま打つ

そのイメージをより鮮明にしてくれるのがスポーツタオルです。タオルを脇に挟むのですが、その時に横からではなく、上から挟むこと。肘を肋(あばら)に当てる感じの意識を持つといいでしょう。
これで、体にクラブがくっ付き、自分とクラブの関係が変わらない状態が強制的に作られます。

その状態のままアドレスしたら、テークバック~トップ~ダウン~インパクト~フォロー~フィニッシュまで、タオルを落とさないようにクラブを振ってください。
途中でタオルが落ちれば、自分とクラブの関係が変わる=体幹ではなく手で打ってしまい、クラブが体の中から外れたことになります。

ターゲットまでの距離が短いため、手打ちでもそこそこの結果が出るのがアプローチです。でも、安定性や精度を上げるには、「手ではなく体幹で打つ」ことが第1のポイント。
そして、第1のポイントを習得するドリルがこの練習なのです。

スポーツタオルを両脇で挟み、落とさないように振る

リズムに合わせて打つ

そして第2のポイントが、リズミカルなスウィングです。リズムを出すために、メトロノームを使います。
男性一般ゴルファーは、テンポを68BPM(Beats Per Mminute=1分間に刻む拍子の数)にセットしてください。女性なら62くらいがいいでしょう。
この数字は歩くスピードや筋力によって変わってくるので、速く感じる方は遅くすればいいし、遅くて待てないのであれば速くしても構いません。

いろいろ打ちながら、何回振っても自分がストレスなくできるリズム、自分にとっての心地よいリズムを見つけてください。

なぜメトロノームが大事かというと、ショットに関して「いいリズムで」とよく言いますが、実はすごく抽象的ですよね。いいリズムってなんだろう。そもそもリズムってなんだろう。聞こえてないし、見えてないし、わかりにくい。だから、それを形にしてあげるのがメトロノームなのです。

重要なのは等速。「イチ」で上がったら「イチ」で下りる。「イチ、ニ」で上がったら「イチ、ニ」で下りる。上がったスピードで下ろすというのがすごく大事になります。

アマチュアゴルファーの方がゆっくり上げても、プロのように等速でゆっくりとは下りにくく、どうしても速く下りてきてしまいがちです。
テークバックに3秒かけて1秒で下ろすようなスイングでは、技術的に言うと鋭角の軌道で当たることになり、スピン量が増えて飛ばなくなります。

なので、等速で上げて下ろすためにはある程度のスピードが必要で、それが「68」というテンポなのです。

メトロノームが刻むテンポに合わせ、テークバックとダウンが等速になるように振る

アプローチもドライバーも同じリズム

仲間内のプライベートのラウンドなら、スマートフォンのアプリや、実際に練習器具として市販されている「耳に入れるメトロノーム」を使ってプレーしてもいいと思います。

練習を重ねていくうちに、メトロノームがなくても、打つ時に音が聞こえてくるようになればしめたもの。リズムが刷り込まれているということです。

等速でクラブを上げて下ろすことができれば、「ためがある」「間がある」という状態になります。先ほどの「ゆっくり上げて速く下ろす」とは違って緩やかな入射角になり、ボールの手前からクラブが入っても芝の上を滑りやすく、事故は起こりにくいというメリットもあります。

面白いのは、ドライバーで300ヤード打つリズムと、アプローチで1ヤード転がすリズムは同じ。だから、「68」のリズムでアプローチがいいとなったら、ドライバーも68で振ったほうがいいですし、そうすることで安定したプレーが得られます。

前回、「アプローチの練習をしていくとショットのレベルが上がる」と言ったのには、そういう意味もあります。
ショットのインパクトゾーンのトレーニングにもすごくなるし、このドリルはぜひ試していただきたいと思います。

等速でクラブを上げて下ろすことができれば、アプローチでの大ケガがなくなる

(プロフィール)
横田英治(よこたえいじ)

1971年広島県生まれ。15歳でゴルフを始め、1996年プロテスト合格。これまで多くのゴルファーにレッスンを行い、岸部桃子プロは昨年、待望の初シードを獲得した。昨年6月1日、東関道・千葉北インターから500メートルという恵まれた立地に会員制ゴルフサロン「クラブハウス」をオープン。レクサスカード会員の皆様が入会の際には入会特典として「クラブハウス オウンネームゴルフボール1ダースをプレゼント。なお、横田プロ自身もレクサスユーザーで、RXを愛用している。

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