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ST200とST200Xはどう違う!? ミズノの「世界戦略」ドライバーの性能とスペック

ミズノが世界戦略モデル「ST200」と「ST200X」を発表した。一体どんなクラブなのか? スペック面からその全貌を明らかにする。

前作「ST190」は海外で高く評価された高初速・低スピンドライバーだった

STとは「Speed Technology」の略称で、実はST200シリーズはその“3代目”にあたる。2018年にST180、2019年にはST190というクラブが海外向けにリリースされており、2019年モデルは米国ゴルフダイジェストがその年の優秀なクラブに贈る賞“HOT LIST”でゴールドを受賞している。

ミズノの世界戦略モデルST200(左)と日本仕様のST200X(右)

ST190の評価が高かったのが、高初速・低スピンであった点。つまりは飛距離性能が高かったことで、「ミズノ=アイアン」という欧米でのイメージを覆し、ミズノのドライバーここにありを示すエポック的クラブとなった

STシリーズが、ST190の成功を受けて「欧米向けクラブ」から「世界戦略クラブ」へと格上げされたのがST200というイメージだ。

ST200は高初速・低スピンをさらに追求。重心距離短めでつかまりも配慮

では、ST200はどのようなクラブなのだろうか。スペックからは、前作で好評だった飛距離性能をさらに追求するという姿勢が見える。

ST200は「叩ける」クラブだ

まず、フェース面にはβチタンと呼ばれる素材を採用。これは、ミズノの名器「300S」などの高反発ドライバーに採用されていた素材で、通常のチタン素材よりもたわみやすく、強度も高い。

問題は、この素材を使うとすぐに反発性能がルールを“超えてしまう”ことだというが、それをフェース中心部に厚みを持たせ、周辺部を薄くすることで解消しているのだという。

そして、クラウン部をカーボンにすることにより重心を下げ、低スピン弾道を打ちやすくしている。つまり前作で評価された高初速・低スピン=飛距離性能をさらに追求したモデルと言える。

高初速・低スピンはテーラーメイドやキャロウェイなども追求する、いわば現代ドライバーの標準装備。そこに他社の場合は芯を外した場合でもミスヒットになりにくい“高慣性モーメント”が加わるわけだが、ミズノの場合はちょっと思想が違う。

ポイントは重心距離。高慣性モーメントヘッドの多くは重心距離が長く、ヘッドターンを比較的しにくい仕様になっているのに対し、ST200の重心距離は40ミリを切る数字に設定されているという。それにより、ヘッドを返しやすいのが特徴で、ボールをつかまえやすくなっている。

高慣性モーメントヘッドの恩恵を受けて曲げずに飛ばせるゴルファーがいる一方、フェースの“動きにくさ”をどうも扱いにくいと感じるゴルファーもいる。後者にとっては、重心距離が短く、かつ高初速・低スピンなST200は“ハマる”かもしれない。

ST200と比べてST200Xは軽くてさらにつかまる

さて、ではST200とST200Xはどう異なるのだろうか。実は、ST200Xは日本仕様で、ST200に対して軽量で、よりつかまりが良いスペックとなっている。

ST200(左)とST200X(右)で搭載されているテクノロジーや設計上の工夫などはほぼ同じ。ただ、スペック等は大きく異なる

ヘッド体積は同じ460ccだが、ST200の純正シャフトがSで54グラムに対してST200Xは49グラムと軽量。グリップもST200が44グラムに対してST200Xは37グラムと軽量モデルを採用することで、トータルの重さはST200が301グラム(S、参考値)なのに対し、ST200Xは(292グラム(同)と軽い。

また、いずれもワンロフト設定でネックで調角可能な仕様だが、ST200は9.5度±2度、ST200Xは10.5度±2度と、そもそものロフト設定が1度異なる。そして、“吊るし”の状態でのライ角がST200は56.5度に対してST200Xは59度とアップライト。当然、その分だけつかまりは良くなる。フェース角もST200のほうがオープンに設定されているようだ。

「あ、ちょっと大きいかも?」
ST200Xはヒール寄りにもウェートを配置。さらにつかまりを良くしている

まさしく日本仕様と海外仕様の違いというイメージと言えるだろう。それに加えてST200Xはソール部ヒール側にウェートを配置することでさらに重心距離を短くし、よりつかまりを良くしている。

ST200Xは軽いが強靭なMFUSIONシャフトを採用

また、ST200XにはMFUSION(エムフュージョン)シャフトが装着されている。これはカーボンナノチューブと炭素繊維強化プラスチックの複合化を実現したというシャフト。

それにより、肉厚を増さなくとも衝撃強度を上げることが可能になった。つまり、軽くても強靭なシャフトを作ることができるようになったということで、MFUSIONは軽量ながら暴れないことを強みとしている。

ST200XはSで49グラム、Rで39グラムの20 MFUSION Dシャフトと、さらに軽量(Rで34グラム)のプラチナムMFUSION Dシャフトを選ぶことができる。プラチナムMFUSION Dシャフトを選んだ場合のクラブ重さは約274グラムで、かなりの軽量となるが、それでも“暴れない”のを強みだとしている。

また、カスタムシャフトとして選べるのは、ST200がツアーAD XC6、スピーダー661エボリューションⅥ、ディアマナDリミテッド5S/6Sの4機種。

ST200Xは20 MFUSION D、プラチナム MFUSION D(−1インチ設定あり)に加え、ツアーAD XC5、スピーダー569エボリューションⅥ、ディアマナZF5S、ディアマナDリミテッド5Sを選ぶことができる。

自分でクラブをコントロールし、ハードヒットするならばST200、クラブにヘッドスピードを上げてもらいたい、ボールをつかまえてもらいたいと思うならばST200Xというのが基本的なところだろうか。

【ST200】

ロフト角:9.5度(±2度)
シャフト:ツアーAD GM-200 D(S/54.0グラム、SR/52.5グラム)
バランス:D3
クラブ重さ:301グラム(S、参考値)
価格:7万1500円(本体6万5000円)
2020年3月20日発売予定

【ST200X】

ロフト角:10.5度(±2度)
シャフト:20MFUSION D(S/49グラム、SR/44グラム、R/39グラム)
バランス:S/D3、SR/D3、R/D2
クラブ重さ:S/292グラム、SR/286グラム、R/280グラム(参考値)
価格:7万1500円(本体6万5000円)
2020年3月20日発売予定

出典:みんなのゴルフダイジェスト

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