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Apple新製品
4月に発表されたApple新製品。完全新型iMac、M1搭載iPad Pro、AirTag、TV 4K、iPhone新色

『見つける天才』というキャッチフレーズで、Bluetooth接続の紛失防止タグ『AirTag』が登場!さらに、M1搭載、7色のオールブランニューiMac、Macと同じ高性能なM1チップセットを搭載したiPad Proなど、4月に大量に発表されたアップルの新製品をご紹介します。

iMacにもiPad ProにもM1搭載!価格も内税表記でリーズナブルに

ITの世界をリードする企業のひとつであるアップルの発表会には、常に多くの人が注目しています。

特に、メディアを集めて発表会をできなくなってからは、オンラインの編集されたムービーを使って、いつでも発表会ができるようになったのですが、その発表会自体がエンターテイメントとして楽しめる出来で、直接見ても楽しめる出来になっています。

リアルタイムで見るためには、時差の関係で夜中の2時(PST太平洋時間である現地の午前10時)に起きていなければなりませんが、アーカイブも公開されていますし、機会があればご覧になってみると面白いと思います。完全オンラインになってから、リアルタイムで日本語字幕が表示されるようになったのも、ありがたいところです。

日本時間4月21日(現地時間では20日)は、6月WWDC、9月のiPhoneといった定例の発表会とは独立したタイミングでしたが、WWDCで踏み出す新しいスペックにフォーカスがブレないように、それ以外の製品を発表しておこう……というような発表会でした。ちなみに、以前から、3月4月にはそういった感じの発表会が多く行われます。そんなわけで、発表自体は1時間ピッタリとコンパクトにまとめられていましたが、想像以上に盛りだくさんな発表会でした。

最大のニュースは完全新型のカラフルなiMacの登場でしょう。2012年から変わっていなかったボディデザインを、大胆に改変。M1搭載で、7色展開。iPad ProもM1を搭載して、さらに12.9インチには、約1万個ミニLED搭載によりコントラスト比100万対1を実現したLiquid Retina XDRディスプレイを搭載。Apple純正の忘れ物防止タグ『AirTag』、A12 Bionic搭載でハイフレームHDRに対応した新型Apple TV 4K、パープルの新色iPhoneも発表されました。

特に注目したいポイントとしてはM1使用ラインナップの拡大でしょう。M1搭載で、iMacはよりiPadのように薄く、iPad ProはMacのようにパワフルになったのが象徴的です。同時にこれは、WWDCでApple Siliconは次のステップ、つまりM1以上のパワーを持つチップセットを発表する予定だから、M1搭載機器をすべて発表しておこう……ということであったように思われます。

iMacのカメラ、マイク、スピーカーの充実、iPad Proのセンターフレームなどは、明らかにビデオコミュニケーションが重要になった、現在の在宅勤務の増加という状況に素早く対応してきていることにも注目したいところです。

また、今回から日本向きの販売は税込み表記となり、iPad Proは11が9万4800円~、12.9が12万9800円~、iMac15万4800円~、AirTagがひとつ3800円~、4個で1万2800円~、Apple TV4Kが2万1800円~(以上すべて税込)と全般にリーズナブルな価格設定になっていることにも注目しておきたいところです。

まずは多くの人が注目しているAirTagから! もう何も紛失しない!

システム自体は『探す(Find My)』として、事前に発表されていたAirTagですが、Appleからの純正の製品として発表されました。同種の製品を出していたスタートアップにとっては、これで命脈を断たれる感じになります。さすが、アップル。情け容赦ない……。

AirTagは『iPhoneを探す』と同じような仕組みで、iPhoneから位置を捜索できるBluetoothタグです。これまで多くの同様の製品がスタートアップから発表されてきましたが、それらの場合発見するためにはそのアプリを入れている人が紛失物の近くを通らねばならなりませんでした。しかし、Apple自体が公式に対応したことで世界数億のiPhoneのネットワークを使えることになりました。これはかなり実用的だし、他の企業が真似できない力押しの製品だといえるでしょう。

バッグでも、財布でも、キーホルダーでも、自転車でも、バイクでも、これからは紛失しても、盗難されてもAirTagが付いていれば位置情報を取得できます。

もちろん、その探索のために経由されたiPhoneの情報は秘匿されているので、個人情報を取得される可能性はありません。

また、誰かにAirTagを付けられてしまうと、追尾されたり、ストーキングされたりする心配があるのではないかと思いましたが、他の人にAirTagを付けられてもiPhoneから通知が来るので安心。また、一定時間、オーナーとは別にAirTagが動くとAirTagが鳴り出します。ストーキングなどに使われないように対策は万全です。

耐水性能があり、バッテリーは一般的な交換可能なもので約1年持つとのことです。

1個3800円。4個パックで、1万2800円。AirTagループなどのアクセサリーは、3800円~。Hermesキーリング4万1800円、同ラゲッジタグ5万3800円、バッグチャーム3万5800円という高価なオプションも用意されます。

筆者も、ひとつクルマに置いてますが、市街地でどこのコインパーキングに停めたか分からなくなった時などに、正確に位置を表示してくれるので便利です。その他、バッグやキーホールダーなどにも付けたいところ。

M1搭載、12.9インチのLiquid Retina XDRはプロの期待大!

予想通り、iPad Proもモデルチェンジされました。チップセットにM1を採用。インカメラに広視野角のセンターフレーム対応1200万画素カメラを搭載。5GにWi-Fi 6という最新の通信能力。さらに、Thunderbolt / USB 4ポートの搭載も特徴的です。また、外見上の大きな変更点としては、Magic Keyboardにはホワイトが追加されました。

さらに、12.9インチモデルには、Pro Display XDRの技術を活かしたLiquid Retina XDRディスプレイを採用しています。100万:1のコントラスト比、最大1600ニトという並外れた輝度を実現しており、タブレットとしてはあり得ないほどの美しいディスプレイを実現しています。これは、1万個以上のミニLEDを使って実現しています。トップクリエイターとしては、これだけで12.9インチを買う理由になると思います。

それにしても、搭載CPUを『M1』と呼称したのは、ちょっと意外でしたね。これまで、「M1はAシリーズチップとは違い、Macに最適化されている」と言っていたのですが。AシリーズとMシリーズが同じライン上の製品であるということを白状してしまったワケですから、今後のモデルに搭載するチップセットのネーミングをどうしていくのか、ちょっと気になるところです。もっとも、アップルは『現時点での最前手』しか打ちません。それ以後のことは、それ以後に考える……ということだと思います。iPad ProにはGPU 7コアの廉価モデルが用意されないのも興味深いところです。

1,200万画素、122度の視野角を持つインカメラを利用した『センターフレーム』という機能も面白いですよ。動き回ってもユーザーを画面の中心に捉え続け、複数の人が登場しても画角に入るように自動で調整してくれます。ビデオ会議時代の新機能というべきでしょう。

アウトカメラの超広角と広角、LiDARスキャナーという構成は変わりませんが、M1チップ搭載で、スマートHDRに対応できるようになりました。

Thunderboltポートの採用の影響は大きいと思います。Thunderbolt接続の大きな外部ディスプレイを使えますし、高速なSSDなども利用可能です。従来のUSB-Cポートでストレージを扱うと、意外と通信速度は遅かったものですが、M1チップ搭載でその制限がなくなっているとすれば、カメラマンなど画像、動画を扱う人にとって大きなメリットになりそうですね!

(考えてみると、いっそmacOSが動けば面白いのですが……(笑))

価格は11インチが9万4800円~、12.9インチが12万9800円~。発売中です。

iMac、8年半ぶりの完全新設計。19年ぶりにカラフルに

CPUからボディデザインまで、すべてを刷新し、7色展開としたiMacも注目を集めたと思います。

搭載されているチップセットM1はパワフルですが、旧27インチのiMacを圧倒する……というほどの性能ではないので、今回の24インチモデルは、むしろ21.5インチモデルの後継と捉えるべきでしょう。コンパクトでオシャレ。『パーソナル』であることを強く主張してるiMac 24インチは、初代Macintoshである128K、初代iMacなどの後に続く、実にアップルらしい『パーソナルコンピュータ』であるといえるでしょう。

在宅勤務のために、ノートパソコンではなく、大画面のパソコンが1台欲しい……と考えてる人には、ピッタリのチョイスでしょう。

大胆な7色のボディカラーで、部屋のインテリアにマッチしたiMacを購入することができます。カラーは、ブルー、グリーン、ピンク、シルバー、イエロー、オレンジ、パープルの7色。シルバー以外の6色は、それぞれよく見るとツートンカラーになっています。

9年ぶりに完全新デザインとなったボディは、なんと本体の厚さが11.5mmしかありません。

CPUは、MacBook Air、Pro(2ポート)、Mac mini、そして新しいiPad Proと同じくM1を搭載しています。ちなみに、放熱ファンはM1搭載Macではじめて2台を搭載しています。M1搭載Macで一番『熱的に余裕がある=高性能を維持できる』といえるでしょう。

ディスプレイは24インチの4.5K。4,480×2520ピクセルで、218ppi、500ニト。実は、この部分は、従来モデルの27インチ、5K、5120×2880ピクセル、500ニトよりスケールダウンしています。

M1 CPUと合わせて、従来のiMac 27インチのなんでもできるゴージャスで、パワフルな据置Macという位置づけから、少しカジュアルな方に振ってるような気がします。おそらく、このモデルは従来の21.5インチiMacのリプレイスで、後によりパワフルな27インチiMacをリプレイスするモデルが出るのではないかと思われます。

ケーブル接続はThunderbolt / USB 4ポートを2つ。さらに、上位モデルはUSB 3ポートを2つ装備しています。電源はマグネットで接続され、アダプター部分は内蔵だった従来モデルに対して別体式になっています。Ethernetポートは電源に装備されるというユニークなデザインです。

さらにビックリなのはキーボードにTouch IDが設けられたこと。指紋情報をワイヤレスで飛ばすワケにはいかないでしょうから、T2チップのようなチップがMagic Keyboardに内蔵されていると思われます。Spotlight、音声入力、おやすみモード、絵文字のキーも追加されています。

このMagic Keyboardとマウス、トラックパッドは本体色とカラーコーディネートされています。付属のケーブルは箱もすべてカラーコーディネートされています。

ちなみに、最廉価モデルは、GPUが7コアで、背面のUSB 3ポートがなく、Thunderbolt /USB 4ポート×2のみ……という微妙に差違のある設定になっているので注意。7コアGPUはMacBook Airでのテストでもさほど8コアと差違がないのは判明していますが、ポート数が少ないのは多少不便。いずれにせよ、ポートリプリケーターは必要だから、2ポートでもいいという解釈もありますが。

筆者としては、このマシンは最廉価モデルを買ってもいいマシンだと思っています(おそらくよりパワフルなモデルが後に出るでしょうから、中途ハンパに高いモデルを買うべきではない)。

価格は15万4800円(税込!)で、4月30日注文受付開始で、発売は5月後半。

Apple TV 4Kも高性能化!

Apple TV 4Kは従来のA10X Fusionから、A12 Bionicにチップセットを性能向上しました。これにより、4KハイフレームレートHDRの表現が可能になりました。

iPhoneを画面に当てることで、iPhoneのカメラを使って色調整することが可能になりました。iPhoneを調整デバイスとして使うユニークなアイデアです。

使いやすいリモコンである、Siriリモートがモデルチェンジしています。タッチパネル部分が、リング状のボタンにあった。リングをなぞることで早送りや巻き戻しができるという設定は、往年のiPodを彷彿とさせて懐かしいですね!

さらにiPhone 12/miniにパープルの新色! 実に盛りだくさんな発表会!

iPhone 12と12 miniには、新色のパープルが追加されました。これでiPhoneは6色になりました。カリフォルニアでは、春にジャカランダという藤色の花が咲き乱れるので、日本人にとっての桜色のように、パープルが『春らしい色』であるようだ。

1時間のコンパクトな発表会でしたが、iPad Proは予想通りのM1チップセット搭載、8年半ぶりに完全ニューデザインとなったiMac登場、AirTagもリリースと予想以上に豊富な新製品が展開されました。

自宅でカジュアルに使えるiMac、本当のプロクリエイター向きのiPad Pro、うっかりさん向けのAirTagなど、対象ユーザーは違いますが、それぞれに気になる製品のある発表会だったのではないでしょうか?

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