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EDITOR’S VOICE <函館篇>01
思っていたのと違った!
「函館ハリストス正教会の鐘」

函館ハリストス正教会

取材で立ち寄った「函館ハリストス正教会」。函館山山麓の高台に建てられたこの教会は、荘厳なロシア風・ビザンチン様式の建築で、異国情緒漂う函館の洋風建築物を代表しています。週末に鐘の音が市内に響き渡ることから、市民には「ガンガン寺」の愛称で古くから親しまれているそうです。

正面の聖堂の上にそびえる八角形の鐘楼に備え付けられた大小6個の鐘を駆使し、軽快なメロディーに乗せて重層的に奏でられる美しい音色は、心躍る文明開化の息吹を感じさせます。だからか、一般的な教会の鐘の音色とはだいぶ異なりました。長司祭の児玉慎一さんによると「ひとつの鐘を鳴らす教会が多いなかで、正教会は分銅に紐をつけて、それを操りながら足で大鐘を鳴らし、小鐘でリズムをとって“演奏”する独特のスタイル。ロシア本国と同じです」とのこと。

初代の鐘は1907年の函館大火で前聖堂とともに焼失してしまったそうです。9年後に再建された現聖堂に取り付けられた2代目は、関東大震災で鐘楼が崩壊した東京神田のニコライ堂に運ばれました。この鐘は、藤山一郎の代表曲『東京ラプソディ』の中で「今もこの胸に この胸に ニコライの鐘も鳴る」と歌われています。

1996年には、西洋文化との融合の歴史を伝え続ける鐘の音が高く評価され「日本の音風景百選」に認定され、現在は毎週土曜午後5時の徹夜祷と、日曜の午前10時からの聖体礼儀の前後や、その他奉事の行われる際に鳴り響いています。

函館ハリストス正教会

住所
北海道函館市元町3-13
TEL
0138-23-7387
拝観時間
平日10:00〜17:00、土曜〜16:00、日曜13:00〜16:00
休館日
12月26日〜3月1日
拝観献金
大人200円、中学生100円、小学生以下無料

※2020年12月より全館改修のため、2022年12月まで休館予定。

※現在、新型コロナ・ウィルス感染拡大に伴い、一般の方々の拝観案内は休止しています。(2020年4月2日現在)

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