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ディテールに込められたLEXUSのものづくり哲学

LEXUS 各車のディテールには、見ただけではわからないこだわりが数多く詰まっています。
そこで今回はLEXUSのディテールにスポットをあて、そのこだわりや基本思想などを開発関係者の方に伺いました。聞けば聞くほど作り手の想いがひしひしと伝わってくる、見えない部分にもこだわった「LEXUSのものづくり哲学」を紐解いてみたいと思います。

Text:Daisuke Katsumura

スピンドルグリル

(Q1)
近年のLEXUS車の共通デザインとなっているスピンドルグリルは、どのような経緯でなんのために生まれたのでしょうか。

(A1)
例えばフロントグリルでいえば、台所やお風呂場にある通気口と機能的には変わりません。しかし、合理性だけでは愛してもらえるクルマ、「愛車」にはなりません。スピンドルグリルは、見た目のためだけのデザインではなく、エンジンやブレーキの冷却性能を向上させるフロントグリルとしての機能に裏付けされた、LEXUS独自のデザインを表現すべく作りあげました。2012年発売のGS以降、全LEXUSモデルに採用されるデザインアイデンティティへと発展しました。さらに「人間中心」の考え方をデザインに取り入れ、この考え方がLEXUSの独自性を生み出しています。

リアフェンダーの造形

(Q2)
CRAFTEDというコンセプトの中に、サイドミラー越しにドライバーが見るリアフェンダーにもこだわっているという記述があります。一般的な視点とは異なるボディデザインに対するこだわりの理由を教えてください。

(A2)
LCのリアフェンダーを例に回答させていただきます。LCのリアフェンダーは、サイドミラー越しの見え方まで計算されており、ドライビングポジションにいながら、外からどう見られているかを感じとることができます。外観を眺め、クルマに近付き、ドアハンドルを握り、ドアを開け、シートに座る。そしてドアを閉め、エンジンをかける……このような一連のシークエンス・お客さまがクルマに乗るシーンにデザイナーは思いを馳せ、ひたすら考え抜き、「Wow!」と感動してもらうために、「クルマの内にいる感覚」「外からクルマを眺める感覚」という相反する2つの要素を融合させ、「新たな発見をもたらす」デザインを追求しています。

ヘッドライト&ライト周りのL字デザイン

(Q3)
いち早くLEDヘッドライトを採用し、今やLEDヘッドライトが多くのLEXUS車の表情を作り出しているといっても過言ではないと思います。またクリアランスランプやテールライトは共通してL字に配置していると思いますが、このあたりのデザインコンセプトを教えてください。

(A3)
LEXUSには「L-finess 先鋭-精妙の美」というデザインコンセプトがございます。これは、先進性と洗練性が融合することで、新たな価値を生み出すことができるという考え方です。L字のクリアランスランプやリヤコンビネーションランプはLEXUSのデザインモチーフであるとともに、先述のコンセプトの表現のひとつとして採用しております。

車内の静粛性

(Q4)
LEXUSのブランド誕生当時から、走行時の車内静粛性にこだわってきたと聞きます。これは今でも優先順位の高い項目なのでしょうか。静粛性に対するこだわりを教えてください。

(A4)
初代LSに対しては、まるでエンジンが止まっているかのような静粛性を求めましたが、その背景には、「静けさ」という価値観が日本にあったためです。夕立の雨音の美しさ、風鈴を通して風の存在を感じるなど、その時間はすべて「静けさ」が前提となっているから楽しむことができます。その日本独自の価値観である「静けさ」という概念を、LSが初めてクルマに取り入れました。高い静粛性と優れた乗り心地はLEXUSのDNAであり、初代LS販売開始から30年以上がたった現在でも変わることはありません。課題を見つけたらすぐに取り組むAlwaysonの精神で、さらなる静粛性・乗り心地の向上に向けて取り組んでおります。

上質なインテリア

(Q5)
LSはもちろんですが、LEXUSは全車に共通して、インテリアに本革をはじめとした上質な素材が使用されています。LEXUS全車に関してインテリアに基準ラインのようなものは設けられているのでしょうか。

(A5)
基準ラインはありませんが、「人間中心」の考え方に基づき、クルマに乗る人が車内空間を快適に感じられるようなインテリアを目指しています。インテリアに採用している素材のバリエーションとしては本革以外にもファブリック、合成皮革の「L-tex」、アルカンターラ、昨年マイナーチェンジしたLSに採用された西陣織や箔のオーナメントなど、お客さまのニーズに合わせ、多くの選択肢を設けております。

「走る楽しさ」の追求

(Q6)
多くの車種で掲げている「走ることの楽しさ」や「思い通りに操る歓び」といったキーワード。このようなドライバーが楽しいと思える走行性能の追求は、どんな部分に重点を置いていますか。

(A6)
加速、減速、操舵がシームレスにつながる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアにクルマが応答するLEXUS独自の乗り味を追求しております。

こうしてみると、ボディの造形やユーザーが直接触れるインテリアはもちろんですが、見えない部分にも一貫した思想に基づいたLEXUSのものづくり哲学がしっかりと息づいていることがよくわかります。次にLEXUSに乗る時は、そんなこだわりをもって作られた各部を感じてみて下さい。きっと今までとは違った良さに出合えるはず。

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