Car

宿る「美と力」
たゆまぬ進化を続けるレクサスのフラッグシップ「LS」

1989年の設立以来、レクサスブランドのフラッグシップを務める「LS」が2020年11月にリニューアルを果たしました。細部に至るまでブラッシュアップされ、大きく進化を遂げています。今回のアップデートで変わったところ、そしてアップデートをしても変わらない本質を、改めて考察してみましょう。

text:Daisuke Katsumura

フロント周りを中心にデザインを一新

GA-Lプラットフォームを採用した現行の5代目モデル「LS500h」と「LS500」は、2017年に登場。先代モデルよりひと回り大きくなったボディは、それまでのセダンスタイルから、流れるようなルーフラインを持つクーペシルエットとなりました。また採用するタイヤの大径化に合わせて力強く張り出したフロントのフェンダーラインが大きな特徴となっています。

今回2020年11月に行われたアップデートでは、ヘッドライトやバンパー周りのデザインを一新。レクサスのアイデンティティであるスピンドルシェイプのグリルはそのままに、より洗練されたデザインとなりました。

金属の質感を追求した新色「銀影ラスター」を追加

今回「LS」のボディカラーに「銀影ラスター」という金属質感のシルバーが追加されました。専用色として開発されたこの新色は、蒸着アルミを1ミクロンという極薄の層で高密度、かつなめらかに敷き詰める最新の塗装技術を使い、陰影の強さと深さが際立ち金属のような質感を持つ塗装を実現しているのです。

これにより鏡のような光沢を持ちながら、力強い新型「LS」のボディラインをより強調してくれます。まさに「LS」のために生み出されたエクステリアカラーといえるでしょう。

匠の技が冴える日本が誇る最上級のインテリア

高級感あふれる内装は「LS」の伝統ともいえる装備ですが、今回のアップデートで特筆したいのは、随所に「日本の美」を取り入れたインテリアトリムです。

例えばドアのオーナメントパネルには、金沢の職人の手で手貼りしたプラチナ箔や、切子調のカットガラスを採用。またドアパネルには西陣織を採用するなど、匠の技が随所にちりばめられています。ちなみに西陣織を高級乗用車の内装に採用するのは、日本の伝統であり、古くは初代トヨペット・クラウンやセンチュリーなどにも採用実績があります。

また今回のマイナーアップデートに合わせて、デジタルインナーミラーが9.6インチと大型化され、使い勝手が向上しています。これはカメラとモニターを組み合わせることで、リアウインドーにサンシェードなどをしていてもリアビューを確保するための装備。まさにVIPを乗せる「LS」ならではの装備といえるでしょう。もちろん切り替えによって従来の鏡を使ったミラーにもなります。

ブラッシュアップされた静粛性の高い走り

「LS」に搭載されるドライブトレインは、3.5L V6ツインターボ+10速AT(写真上)と、3.5L V6&マルチステージハイブリッドシステム(写真下)の2種類のキャリーオーバーとなりました。見た目はほとんど変化がないように見えますが、クランクシャフトやコンロッドなどエンジン内部の部品や燃焼室形状などにも変更を施し、エンジンの出力特性は大幅にブラッシュアップされています。

従来の「LSといえばV8エンジン」という既成概念を打ち破り、V6メインのエンジンラインナップとなりましたが、エンジンがコンパクトとなったことで、前後の重量バランスは最適化され、自然でなめらかな車両挙動を実現。レクサスが追求する静粛性の高い走りにより磨きがかかっています。

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