Car

宿る「美と力」
パッセンジャー目線で見るレクサス
Text:Takeshi Sato

レクサスの各モデルは、力強い加速やシャープなハンドリングでドライバーを楽しませてくれます。ただし、それだけではありません。レクサスは、同乗者にも素晴らしい体験となる工夫をしています。今回は、助手席や後席に座る方の目線で、レクサスの魅力を見つめてみました。

思いもよらぬアイデアがひらめく、非日常の後席空間

高品質の素材と高度な縫製技術を組み合わせて作るシートは、美しさとシルキーな手触りを両立。

ショーファーカーとしても使われる「LS500h」と「LS500」は、後席の居心地のよさを追求しています。

後席の居住性を考えるうえでまず重要なのが、物理的な空間の広さ。ホイールベースを十分に確保し、大柄な方でもゆったりと寛ぐことができる広さを確保しています。

「LS500h」、「LS500」の後席に座り、レザーシートに触れた瞬間、そのなめらかな感触に驚くことでしょう。厳選された高品質な革を使用し、革をたたいて柔らかくし、従来よりも細かい3.5mmピッチで縫うことで、縫い目のつながり感ある意匠を実現。絹のようななめらかさになっています。

“EXECUTIVE”と“version L”グレードのシートには、座面と背面に美しいキルティングが施され、目を楽しませてくれるだけでなく、パーフォレーション(多孔)素材によってベンチレーション機能も兼ね備えています。

「LS500h」(写真)は、リヤサスペンションのチューニングなどで後席に座る方に快適な乗り心地を提供します。

後席に腰掛けてインテリアを見渡せば、アートピースのような意匠のドアトリムに目が留まります。インテリアの質感の高さと独創的なデザイン、そして柔らかな間接照明によって、LSの後席は雑事に追われる日常から遮断された非日常空間になっています。

左側の後席は、助手席をスライドさせることで最大1,020mmものレッグスペースを確保。電動オットマンを使えば、心身ともにリラックスすることができます。シートのポジションは、乗り降りがしやすい乗降モードや仕事に専念できるビジネスモード、さらには深いリクライニングまで、幅広く調整できます。

移動型執務室としても、移動型ラウンジとしても機能するLSの後席なら、きっと素晴らしい考えがひらめくはず。古来、いいアイデアを思いつく場所として「馬上、枕上、厠上」がいわれてきましたが、そこにLSの後席も加えてもいいのではないでしょうか。

四季のうつろいを肌で感じる助手席という名の劇場空間

「LC500 コンバーチブル」は開放感と視界を損なうことなく風の巻き込みを抑え、車内での会話も楽しめるオープンエアになっています。

「せっかく整えた髪の毛が乱れるから」という理由で屋根が開くクルマを敬遠してきた方は、「LC500 コンバーチブル」の助手席を体験するときっと驚くはず。

なぜなら、きらきらとした陽光を浴びることや、森や潮の匂いに囲まれるというコンバーチブルの特権を享受しつつ、顔の周りの風の巻き込みが最小限に抑えられているからです。この助手席では、風の心地よさだけを感じられるのです。

その秘訣は、風の流れを徹底的に分析した基本設計と、風の巻き込みを抑えるためのふたつのアイテムにあります。

ひとつめは主に速度60km/hまでのシーンで効果を発揮する「ウインドディフレクター」。風を下向きにコントロールすることで、顔の周りの風を約20%低減します。ふたつめが「ウインドスクリーン」(※ディーラーオプション)。高速走行時に効果的なアイテムで、速度100km/h走行時には顔の周りの風を約70%低減します。

フラッグシップコンバーチブルとして新たに登場した「LC500 コンバーチブル」。ルーフを開いた状態でも閉じた状態でも美しいシルエットを実現しました。

これらのアイテムに加えて、オートエアコン、シートヒーター、シートベンチレーション、ステアリングヒーター、そして首の周りを温めるネックヒーターが高度に連携する空調システムによって、四季を通じて快適なオープンエアードライブを楽しむことができます。

新緑の季節にグリーンな空気を感じながら走ると、爽やかな気分になります。真夏の夜のオープンエアモータリングも風情があります。晩秋から初冬にかけて、シートヒーターと空調でからだを温めながら頭上だけ冷たい風を感じる“頭寒足熱”ドライブも粋な楽しみ方です。

しかも屋根を開けると、「LC500 コンバーチブル」のV8エンジンが奏でる乾いた快音がダイレクトに耳に届きます。

四季を感じながら、エンジンの咆哮に包まれる。この助手席は、ある種の劇場空間なのです。

居心地がいいから会話も弾む6 / 7-SEATER

「RX450hL」では、サードシートを備えた6 / 7-SEATER仕様を選べます。写真は、オプションのセカンドキャプテンシートを選択した定員6名のモデル。

「SUVの機動力やタフな性能を満喫したい」、「家族や仲間と、みんなでわいわい楽しみたい」。このふたつの願いを叶える贅沢なモデルが、レクサスRX450hL。サードシートを備えた、6 / 7-SEATERを選べます。

レクサスRX450hLのサードシートは、レッグスペースにも頭上の空間にも余裕があります。けれども、ただ広くて3列のシートがあるというだけではありません。例えばサードシートはスイッチ操作でシート位置の変更が可能、座る方の体格に合わせて足元のスペースに余裕を持たせることができます。

さらには、サードシートの左右に空調の吹き出し口とともに操作パネルを装備。サードシートに座る方も、好みに応じてエアコンの温度や風量を調整できるのです。

ラグジュアリーSUVのパイオニア・RX(写真は「RX450h“version L”)。エモーショナルなデザインや力強い走行性能を誇ります。

もちろん、セカンドシートにも万全の心配りがなされています。オプションのリヤシートエンターテインメントシステムを選べば、フロントシートのシートバックに2台のディスプレイが設置され、映像を楽しむことができます。

また、メーカーオプションの左右独立のセカンドキャプテンシートは、スライド&リクライニング機構によって好みの姿勢でリラックスすることが可能です。

ドライバーは直感的なドライビングを楽しめて、セカンドシートとサードシートに座る方はレクサスならではの居心地のよさを満喫。このように、すべての席に座る方がドライブを満足できるから、移動中の車内では会話も弾みます。レクサスRX450hLは、大勢で出かけることの楽しさを味わわせてくれるSUVなのです。

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