Lifestyle

グルーベル・フォルセイ「ハンドメイド2」
複雑機械式時計の垂涎ブランド「グルーベル・フォルセイ」から、レアピース「ハンドメイド2」が登場

スイスが世界に誇る複雑機械式時計の垂涎ブランド「グルーベル・フォルセイ」。どのモデルもミュージアムピースと呼ぶにふさわしいラインアップに、驚くべきことに96%が手作業のみで製作されるという希少性を極めたニューモデル、その名も「ハンドメイド2」が登場した。

Text:Kiyoshi Shimizu

96%が手作業のみで製作。
グルーベル・フォルセイの「ハンドメイド2」は年間2〜3本の生産となるレアピースに

高級機械式時計の頂点に君臨するグルーベル・フォルセイが創業20周年を自ら祝うべく発表した「ハンドメイド2」は、一切の妥協を許さず、手作業による時計製造の可能性を極限まで追求している。

2004年の創業以来、絶えず卓越性を探求し、高級機械式時計製造のピラミッドの頂点に君臨するグルーベル・フォルセイから、手作り時計の究極形ともいえる新作「ハンドメイド2」が発表された。外から見えるか見えないかにかかわらず、すべての部品は、前例がないほど厳密に手作業で製作、仕上げ、組立てが行われている。270個の部品で構成され、4針を備えた40.9mmのタイムピースは、その96%が手作業のみで製作され、完成には約6,000時間を要する。年間わずか2~3本の限定生産となるタイムピースは、まさに世界トップレベルのクラフツマンシップを標榜するブランドのこだわりの結晶といえるだろう。

グルーベル・フォルセイが考える
究極の「ハンドメイド」とは?

現代の時計産業では「ハンドメイド」という概念には幾分かの曖昧さも含まれるが、グルーベル・フォルセイは非常に透明かつ厳密な定義を提示し、「ハンドメイド」(=手作り)とは何かを正確に示している。それは、コンピューター制御によるCNC機械やその他の機械が時計作りを工業的工程に変えてしまう以前に用いられていた方法であり、そのため「ハンドメイド2」は年に2~3本しか生産することができない。

グルーベル・フォルセイにとって、「ハンドメイド」とは次のことを意味する。

1.5つの部品:サファイアクリスタル、ガスケット、バネ棒、主ゼンマイ、そしてほとんどのルビーを除くすべての部品が、精密旋盤、ジグボーラー、またはパンタグラフなどの伝統的な工具を使用して手作業で製造される。「ハンドメイド2」の重要なマイルストーンのひとつは、パワーリザーブインジケーター用の手作りの円錐形ルビーの作成であり、手作業の技術をさらに高めている。
2.各部品は、わずか数ミクロンの公差で手動加工され、現代のCNC機械に匹敵する精度を達成している。
3.すべての部品、目に見えるものも隠れたものも、手作業で丹念に仕上げられる。
4.各タイムピースは、1人の時計職人によって完全に手作業で組み立てられる。

「ハンドメイド2」は、高級時計の常識を覆す8つの重要な発明を創造し数々の特許を取得してきたグルーベル・フォルセイだからこそ生み出せたタイムピースだ。

限界を超える「ハンドメイド2」

グルーベル・フォルセイのスタイルを保持しながら、さらに革新性を追求した「ハンドメイド2」は、技術的および美的な境界をさらに押し広げたものであり、大きな円錐形のルビーはこの追求を象徴している。時計の聖地として知られるスイス、ラ・ショー・ド・フォンにあるグルーベル・フォルセイの工房では、希少な技術を保存し、独自の専門知識を開発し、次世代に向けてそれを伝えるための情熱を大切に持ちつづけている。

ヒゲゼンマイを極める

2012年以来、グルーベル・フォルセイは、計時精度における重要な要素であるヒゲゼンマイ製造の伝統的な技術を新たに見つめ直してきた。それぞれのゼンマイは独自の特性を持つ厳選された合金から作られ、熟練の時計職人によって個別に調整されている。巻き取り、カット、内端カーブの手動調整など、この複雑な工程によってテンプとの完璧な同期が保証される。

各タイムピースは、1人の時計職人によって完全に手作業で組み立てられる。

職人技によって追求する永遠の美学と卓越した希少性

「ハンドメイド2」は、18世紀の優雅さとグルーベル・フォルセイ特有の現代的な革新を融合させている。香箱とテンプブリッジは見事な調和を生み出し、それぞれが次の5つの職人的仕上げによって強調されている。
フロスト、ブラックポリッシュ、ストレートグレイン、研磨された側面と面取り、そしてゴールドシャトンにセットされたオリーブ型ルビーが強調するポリッシュ仕上げの面取り。
手作業でフロスト仕上げされたジャーマンシルバーは、時、秒、パワーリザーブ表示用のブラックのグラン・フーエナメルとの美しい対比をなしている。青焼きのスチール製針、深紅のルビー、香箱や歯車の金色の反射、そして磨かれたスチールブリッジの輝くエッジが、各部品に鮮やかな色彩の深みを与えている。細いベゼルの下では、建築的なムーブメントが見る者を魅了する。この調和はケースバックにまでおよび、完全に一貫したメカニズムを明らかにしている。その細部は、すべて卓越した手作業の職人技を反映している。「ハンドメイド2」は単なる時計ではなく、機械的な芸術作品を通じて卓越性を称賛する、あなたへの招待状なのだ。

18世紀の優雅さとグルーベル・フォルセイ特有の現代的な革新を融合させた「ハンドメイド2」
特別なグルーベル・フォルセイの完成

「ハンドメイド2」は、グルーベル・フォルセイアトリエの中で、もっともエクスクルーシブな作品のひとつとなっている。

グルーベル・フォルセイ「ハンドメイド2」Ref. P1001-24

年間2〜3本の生産だが、すでに世界中の時計愛好家から多くの問い合わせが寄せられているという。

手巻き、直径40.9mm、パワーリザーブ72時間、ホワイトゴールドケース、
3気圧防水(30m)、年間生産2〜3本、価格要お問い合わせ

グルーベル・フォルセイとは

2004年に2人の天才時計師が創業したグルーベル・フォルセイは、創業以来、絶えず卓越性を探求し、一線を画したクオリティーで名高いタイムピースを設計・製造し、テクニカルで現代的な高級時計業界において代表的な地位を確立している。スイス、ラ・ショー・ド・フォンに位置するマニュファクチュールのアトリエには、傑出したノウハウ、並外れた革新力、そして卓越した希少な技を持つ職人が結集している。グルーベル・フォルセイは《アート オブ インベンション》を自らの羅針盤として、2軸のトゥールビヨンを30°に傾けた「ダブル・トゥールビヨン30°」など、高級時計の世界を根本から覆す8つの重要な発明を創造して特許を取得してきた。
日本においては、2022年に高級時計を取り扱うYOSHIDAとの独占販売契約を発表して以来、確実にファンを増やしている。

グルーベル・フォルセイ取り扱い店舗

■グルーベル・フォルセイ ブティック 銀座
住所:東京都中央区銀座4-3-10
電話番号:03-3538-5401
営業時間:10時30分~19時30分
定休日:火曜日(祝日を除く)

■YOSHIDA 東京本店
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5
電話番号:03-3377-5401
営業時間:10時30分~19時30分
定休日:年中無休(年末年始を除く)

■名古屋 YOSHIDA
住所:愛知県名古屋市中区栄3-17-17
電話番号:052-243-5401
営業時間:10時30分~19時30分
定休日:年中無休(年末年始を除く)

グルーベル・フォルセイ公式サイト:https://greubelforsey.com/

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