Lifestyle

Bang & Olufsen
組み合わせ次第で三役に。Bang & Olufsenのエフォートレスなスピーカーで叶うパワフルな音のあるくらし

2023年冬、Bang & Olufsenから最新のワイヤレスオーディオBeolab 8が販売された。高品質な性能を求めるオーディオファンを満足させるバランスや音質などの要素を詰め込みながら、壁や床、天井、テーブルなど、置きたい場所どこにでも設置できるという軽やかさがある。北欧らしい美しいデザインで、現代人のライフスタイルのシチュエーションにフィットする3つのスタイルに変化しながら映像作品や音楽をより柔軟に楽しむことができる製品だ。

Text:Masakazu Honda
Edit: Misa Yamaji (B.EAT)

今のライフスタイルに溶け込む最新テクノロジー

Bang & Olufsen(バング & オルフセン)は、最高級のオーディオを提供するメーカーとして極めて特別な価値を持っているブランドだ。

ハイエンドの高級オーディオブランドといえば、皆さまはどのようなブランドイメージを想像するだろうか。多くの場合、高品質なオーディオ性能を求めるオーディオ愛好家が性能を突き詰めたコンポーネントを複数組み合わせ、複雑なシステムを組み上げているイメージがあるかもしれない。

しかし今日のハイエンドオーディオは、純粋に音質のみを追求するだけではその価値を高めることができない。オーディオ製品は、音楽を高品質に、より豊かに再生することは最優先される要素だが、ストイックに音質を追求するだけではなく、ユーザーのライフスタイルのなかに溶け込むことも重要な要素といえるだろう。最新のテクノロジーを駆使して生活全体を演出するデバイスとして、音質以外にもインテリアと馴染みやすいデザイン、たたずまい、使い方の提案までを大きな付加価値としているのだ。

そんな近年の高級オーディオのトレンドをずっと以前から先取りしていたブランドがBang & Olufsenである。

今回紹介するワイヤレスオーディオBeolab 8は、そんなブランドのフィロソフィを体現したラインアップの中でも、もっとも多様なライフスタイルに対応できるフリースタイルに使いこなしができる製品だ。

置くだけで音質は自動調整。フロントグリルの木材、ボディーのアルミ色などは、インテリアと合わせた組み合わせを自由に選べる。

商品を紹介する前に、Bang & Olufsenというブランドについて少しおさらいをしよう。

Bang & Olufsenの歴史は古く、1925年にPeter BangとSvend Olufsenによってデンマークで設立された。高級オーディオおよび映像機器分野で卓越した品質を評価されてきたが、彼らが評価されたのはオーディオやビジュアルの品質だけではなかった。

創業者の2人は革新的な技術とスタイリッシュなデザイン、優れた音質を融合させた製品を創出することに重点を置いていた。

ゆえに、彼らの製品はまずデザインから始まる。新しい製品を生み出す時、その製品が使われるシーンにおいて、どのようなデザイン、たたずまいがその空間に馴染むのか。まずはそのデザインを決めた上で、そこから必要な機能を割り出していくのだ。多くの場合、それはオーディオ製品としての開発を困難にするやりかたといえるかもしれない。しかし彼らは創業者が設定したコンセプトをコミットメントすることで、ラグジュアリーオーディオ市場においてユニークな地位を築き上げてきた。

現在ラインアップされているさまざまな製品を振り返っても、洗練されたオーディオ品質と、その音質からは、想像もできないような高いデザイン性、そして操作性や新しいメディアへの積極的な対応など、最新テクノロジーとの融合を見ることができる。

製品カラーは、写真左から「ナチュラルアルミニウム」「ブラックアンスラサイト」など。インテリアのコーディネートを変更した場合は、あとからグリルや外装の色を変更することも可能だ。W189×D165×H290mm ペアで¥758,000(税込み)〜

今回紹介するBang & Olufsenの最新製品Beolab 8もまた、彼ららしいデザイン性を誇る。製品には高品質なアルミニウムや布、木材を適切にあしらい、また多くの組み合わせから自分だけの組み合わせを選ぶことができるのだ。

これは、長年使いつづけても陳腐化しないタイムレスな価値、耐久性、視覚的魅力を引き出しているといえよう。エレガントで緻密なデザインが施されながらも、存在を主張せず、あらゆるインテリアに馴染みやすい造形はどのような生活空間にも馴染むはず。メーカーはさまざまな場所に設置するために、フロアスタンドはもちろん、ウォールマウントやシーリングマウントなど多様な設置方法をオプションとして用意している。

機能面でいえば、深みのある低音と高解像度で細部にわたる高い再現性を誇る中高域、バランスの取れた広いサウンドステージといったオーディオファンを満足させる要素をたっぷりと詰め込みながら、最新のワイヤレスオーディオのトレンドを完璧に捉え、映像作品や音楽をより柔軟に楽しむための3つのスタイルを提案している。

一台で、二台で、四台で。ライフスタイルに合わせた3つの提案

完全にワイヤレスで接続できるBeolab 8 は、生活空間をさまざまな形で演出することができる。

まず一つ目。コンパクトながら3基のドライバーを搭載するBeolab 8 は、一台だけでモノラルスピーカーとしても高い音質を発揮。モノラルであるにもかかわらず、ワイドに広がるサウンドステージは自動的な音響調整機能を持つこともあり、好みの位置に置くだけでその部屋全体を大好きな音楽で満たしてくれるだろう。

「Beosound Theatre」と組み合わせた一例。 ソファーの背後に置けばサラウンドに、ディスプレイサイドに置けばフロントの音質を強化することができる。

二つ目は、もっともおすすめの使い方となるステレオペアでの設置。

音質調整用のマイクを内蔵したBeolab 8をステレオペアで設置すると、豊かなサウンドステージがよりステレオで広がる。モノラルでもワイドに広がっていた音声は、ステレオになることで、部屋全体をさらに豊かな広いサウンドステージで満たしていく。

三つ目の使い方は、もうひとつのステレオペアを追加することにより、ディスプレイモニターを組み合わせて本格的なホームシアター体験へと昇華させることだ。

さらにはBang & Olufsenのサウンドバー「Beosound Theatre」、OLEDディスプレイを採用したテレビ「Beovision Harmony」と組み合わせることによって、サラウンド対応したシアターをインテリア空間に馴染む形で簡単にアップグレードが可能。しかもシステムを構築するための複雑な知識はまったく必要ないという手軽さだ。製品自身の自動調整機能によって、誰もが簡単にハイエンドのオーディオ環境を手にすることができる。

伝統と革新の両軸で体験価値を高める

“フォルムは機能に従う”というスカンジナビアン・デザインの原則に従い、音響効果を高める形状に。

彼らは、伝統的な職人工芸によるタイムレスな付加価値とオーディオファイルを満足させる高音質だけではなく、そこに最新テクノロジーを組み合わせることで、誰もが難しいノウハウを有することなく、オーディオを楽しめる環境を提供している。

加えて、最新テクノロジーを導入しながらも、持続的に長期間その製品価値を失わないよう技術的なアップデートを続けているのだ。

iPhoneのある場所を自動的に検出することで、自由な位置で心地よい音楽を楽しむ
ことができる。

例えばスマートフォンを使った音の“スイートスポット”の細やかな調整。ユーザーの手元にiPhoneがあれば、自動的に距離や位置方向などを識別し、リスナーがもっとも適した豊かな音声を得られるよう信号処理を行う画期的なアップデートも予定されている。

標準のスタンド以外にフロアスタンド、壁付け、あるいは天井に装着するためのマウントが用意されている。

テクノロジー製品は時間とともに陳腐化するもの。そんな一般的な価値観を乗り越えて、常に消費者の感じる体験価値を最大限に高めるため、新しいアイデアを消費者に提供しつづける。

そんな彼らだからこそ、伝統的なオーディオメーカーと革新的なイノベーターという両極を並び立たせることに成功しているのだろう。100年の時を経ても、彼らが画期的なオーディオブランドでありつづける理由がここにある。

お問い合わせ先

バング&オルフセン ジャパン
電話番号:0800-600-0206
URL:https://www.bang-olufsen.com

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