SOUND BAR
最上級の音響空間を実現する
サウンドバーの魅力
ニューノーマルなライフスタイルが定着したいま、コロナ禍の巣ごもり需要で注目を集めているのが「サウンドバー」。スタイリッシュな佇まいで手軽に取り付けられるだけでなく、ハイエンドなモデルは、映画館さながらの迫力のサラウンド音響空間が自邸で楽しめます。そこで今回、サウンドバーならではの魅力から音響空間にこだわる趣味人におすすめの最上位機種、サウンドバーで楽しみたい名作映画まで紹介します。
1本でバーチャルサラウンドを創出する機能性
液晶テレビの薄型化が進化し、4Kや8Kといった高画質がスタンダードになる一方、内臓スピーカーの音質に物足りなさを感じている人も多いのではないでしょうか。映画や音楽のサブスクリプションサービスの利用者も急増したここ数年、販売が伸びているのがサウンドバーです。
サウンドバーとはその名の通り、バータイプの音響システム。従来のスピーカーとの違いは、アンプやDAC(デジタル形式になっているデータをアナログ形式に変換する機器)がないと使用できないスピーカーに対して、サウンドバーのほとんどはそれらが内臓されているので、HDMI端子と繋ぐだけで設置ができます。
気になる音質も、サウンドバー自体に複数のスピーカーを内蔵しているので、劇場用の音響のスタンダードと言われている5.1chのサウンドが気軽に楽しめます。さらに水平方向だけでなく、上下方向の立体音響も再現できる「ドルビーアトモス」や「DTS:X」などの最新のサラウンドフォーマットに対応しているモデルも数多く登場。複数のスピーカーやサブウーハー、アンプを揃えなくても、1本でユーザを取り囲むような音場をつくり、まるで映画館にいるようなバーチャルサラウンドがホームシアターで実現できます。
狙うべき新次元のハイエンドモデル
サウンドバーは大きく分けて、ウーファーやツイーター(高音用スピーカー)が1本に内臓されているワンボディ型と、スピーカーだけを内臓し、重低音を再現するサブウーハーと分かれた2ボディ型の2タイプがあります。その中から、音響空間にこだわる方におすすめしたい最新のハイエンドモデルを紹介します。
唯一無二の3Dサウンド体験/ゼンハイザー「AMBEO Soundbar」
2021年7月に日本で発売し、オーディオファンを驚かせたのがドイツ、ゼンハイザー社のワンボディ型サウンドバー「AMBEO Soundbar」です。ゼンハイザー社は世界中のプロのミュージシャンやサウンドエンジニアから高い信頼を得ている音響機器メーカー。欧州最大の研究機関であるフラウンホーファーとの共同開発による3Dオーディオの技術とノウハウを研究、開発、提供を行う同社の立体音響プロジェクト「AMBEO」が生み出したサウンドバーは、世界で初めて5.1.4chサウンドを1台で実現した代物です。
「まるで魔法」と称される没入感あふれる3Dサウンドを実現するのが、ドイツ本社で自社開発した13個のハイエンドドライバー。6個ロングスローウーファーは追加のサブウーファーなしに30Hzまでの重厚な低音を再現し、ドーム型の5個のハイエンドツイーターで高音をカバー。加えてフルレンジの周波数帯域をカバーする2個のトップファイアリングスピーカーを搭載し、最先端のマルチスピーカーホームシネマシステムを1台のサウンドバーに集約。
また、音の反射に重要な壁との距離を正確に測定し、音を吸収するカーテンの場所やその他の家具の位置など空間の全体図を把握。座る位置への周波数適合をはじめ空間に最適な音響調節を自動で行うルームキャリブレーションで、最大限の3Dサウンドパフォーマンスを創出します。
ビルトインイコライザーと3タイプの3Dモードにより好みのサウンドに調節が可能で、細かい音のカスタマイズや映画や音楽、スポーツなど5つのプリセットから視聴するコンテンツによってモードの変更はアプリでスマートにできるのも魅力です。
極上の7.1.2chサウンドで進化する臨場感/ソニー「HT-A7000」
ソニーが2021年8月に発売した「HT-A700」は、ワンボディ型のサウンドバーの中で最上位となる7.1.2cn対応のハイエンドモデル。こちらは、本体に合計11個のスピーカーを内蔵。天井からの音の反射を生むイネーブルドスピーカーと、独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine」で、従来のモデルより高さ方向の音の表現力が強化されました。
加えて、壁からの音の反射で横方向の表現力が得られる、新開発のビームトゥイーターと、フロントスピーカーだけで豊かなサラウンド音場を再現する「S-Force PROフロントサラウンド」など独自技術の連携により、濃密な音の広がりと臨場感あふれる音響空間が楽しめます。
さらに、振動板の面積を拡大させたソニー独自の「X-Balanced Speaker Unit」を採用*し、広がりのある高音質とパワフルな大音圧。没入感のある立体的な音場を再現するソニー独自の「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」コンテンツ再生にも対応しているので、映画の世界に入り込んだような極上のバーチャルサラウンドに包み込まれます。
※ビームトゥイーター以外のスピーカーに採用
究極のサラウンド体験を創出/BOSE「BOSE ® Lifestyle 650 home entertainment system」
ホームシアターでよりパワフルなサウンドと臨場感を求める人におすすめしたいのが、世界のオーディオ界をリードするアメリカ・BOSEの「BOSE ® Lifestyle 650 home entertainment system」。こちらはセンタースピーカーと4台のサテライトスピーカー、サブウーファー、コンソールで構成するフラッグシップ・ホームエンターテインメントシステムです。
驚かされるのは、W47×H147×D47mmというBOSE史上最小サイズのサテライトスピーカー。こちらには新開発のOmniJewel ™スピーカーが採用され、その内部に配置された新開発のハイエクスカージョン・トランデューサーによって、小さな筐体で劇的に包囲感あふれるサウンドを実現。それらのサテライトスピーカーとスリムなセンタースピーカー、そしてウーファーが連動することによって耳を疑うような360℃全方位の5.1chサウンドが堪能できます。
ラグジュアリーなデザインもBOSEならではの魅力。スピーカーはアルマイト処理されたヘアライン仕上げのエレガントなアルミ筐体で、スピーカーをコントロールするコンソールには美しい曲線に磨き上げられたガラスを採用。こちらにはワイヤレス音楽ストリーミングを実現するBluetoothやWi-Fi接続、Apple AirPlay 2、4K映像互換性やHDMI入力(6系統)に対応し、すべてをユニバーサルリモコンで操作できる機能性も見逃せません。
最高級サウンドバーで楽しみたいミュージカル映画
サウンドバーで構築した最上級の音響空間の魅力を最大限に楽しめるのがミュージカル映画。数ある中でもおすすめなのが、『オペラ座の怪人』です。パリ・オペラ座のコーラスガールのクリスティーヌとオペラ座の地下に潜む“音楽の天使ファントム、クリスティーヌの幼なじみファントムの3人を中心とした愛憎劇が、世界を代表するミュージカル作家・アンドリュー・ロイド・ウェバーの素晴らしい名曲群に乗せて描かれ、観るものすべての心を震わせます。
近年話題となったのは、現代ミュージカルの最高傑作との呼び声の高い『ラ・ラ・ランド』。女優になることを夢にロサンゼルスに引っ越してきたミアと、ジャズピアニスト志望のセバスチャンが恋におちていく模様を描いた物語は、ミュージカル映画ファンも唸る演出が散りばめられ、2017年度のアカデミー賞では史上最多14部門でノミネートされ、作曲賞や歌曲賞など6部門を制しました。
また、19世紀のアメリカに実在した興行師で“歴史上最も偉大なショーマン”と呼ばれたP・T・バーナムの半生記を描いた『グレイテストショーマン』も見逃せません。皮膚癌の治療中で命にかかわる危険性があるにも関わらず、圧巻の演技で魅せた主演のヒュー・ジャックマンの力強い歌声をはじめ、心躍るミュージカルシーンの連続は、何度鑑賞しても胸を打たれます。
クオリティ・オブ・ライフを豊かにしてくれる至高の音響空間で、至福の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【参考リンク】
AMBEO Soundbar
https://ja-jp.sennheiser.com/ambeo-soundbarHT-A7000
https://www.sony.jp/home-theater/products/HT-A7000/BOSE ® Lifestyle 650 home entertainment system
https://www.bose.co.jp/ja_jp/products/speakers/home_theater/lifestyle-650-home-theater-system.html?mc=26_PS_HC_BO_00_GO_&&&gclid=EAIaIQobChMIqM3V-rvj9AIV0NKWCh0D6wEpEAAYASAAEgLab_D_BwE&gclsrc=aw.ds#v=ls_650_black_jp
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