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「私がLEXUSに乗る理由」〜個性派オーナーが語る「LEXUSのあるライフスタイル」/LEXUS IS300h “MODELLISTA”篇
LEXUSに乗る人のライフスタイル、クルマへの想いを紹介する本連載。第2回はLEXUS IS300h “MODELLISTA”に乗る、慶應義塾大学名誉教授・KGRI特任教授の田村次朗先生を取材した。学生時代から大のクルマ好きで、国内外での数々の名車遍歴を経て、ここ20年ほどはLEXUSを愛車にしている。田村先生とLEXUSの馴れ初め、そして、エアロパーツでドレスアップした精悍なスポーツセダンISに2台続けて乗る理由とは。
Text:Ken Sudo
Edit:Shigekazu Ohno(lefthands)
Photo:Maruo Kono
4代目ソアラ=LEXUS SC430に魅せられて
秋の柔らかな陽ざしに照らされた、秋学期開講直前の静かな慶應義塾大学三田キャンパス。同校の名誉教授・特任教授を務める田村次朗先生が、パールホワイトに輝くLEXUS IS300h “MODELLISTA”から颯爽と降り立った(以下、大学名は慶大、車名はISと略する場合あり)。
MODELLISTA(モデリスタ)のエアロパーツと大径アルミホイールを纏い、スタイルを引きしめたISと、スポーティな出で立ちのプロフェッサーが、慶大三田演説館の福沢諭吉像の前で木漏れ日を浴びてたたずむ。さながら映画のワンシーンのようだ。
ちなみにMODELLISTAはトヨタ自動車の子会社で、TOYOTA/LEXUS車のカスタマイズブランド。イタリア語で「デザイナー」を意味する。メーカーのオフィシャル認証を得てこその、高いフィット感と質感のあるエアロパーツや内外装パーツを開発・販売しており、田村先生のIS300hもLEXUSの販売店から、すべて装着した状態で納車された。
田村先生は慶大法学部法律学科を卒業後、ハーバード・ロースクールの修士課程や慶大大学院博士課程を経て、1995年に慶大教授に就任。専門は経済法/国際経済法/交渉学/リーダーシップ基礎教育で、2024年からは慶大名誉教授、大学院大学 至善館教授などを務めている。各校で教鞭をとるほか、講演や研修、企業・公的機関へのアドバイスのために日本全国を駆け回る多忙な日々を送っている。そして、移動の際の頼もしい相棒となっているのが、LEXUS IS300h “MODELLISTA”だ。
「学生時代から、ずっと輸入車に乗っていました。LEXUSとの出合いは、屋根が開くクーペ・コンバーチブルのSC430が最初です。日本では4代目トヨタ・ソアラとして発売されていたモデルで、2000年代に15年くらい大切に乗りました。美しく優雅なシルエットが印象的で、それまで乗ってきた中で一番気に入ったクルマになりました。SC430が、私のLEXUSのイメージを決定づけたんです」
次に購入したのが、4ドアセダンのGS。しかし「ちょっと重たい感じが気になってきて」、コンパクトで軽快感とかわいげのあるISに乗り換えたのが、10年くらい前だという。そのISは、ブラック外装にレッドの革内装の組み合わせで、TOM’S(トヨタ車用のアフターパーツやアクセサリーを数多く出しているメーカー)のエアロパーツを装着していた。現在の愛車IS300h “MODELLISTA”は、ホワイト外装にタンのレザー内装である。
エアロパーツ付きのスポーツセダンが好み
「クルマの下部に厚みがあるデザインが好きで、2台続けてエアロパーツ付きのISに乗っています。MODELLISTAのパーツは、洗練された大人の雰囲気がありますね。フロントウイングスポイラーとサイドスカート、19インチのアルミホイールのトータルコーディネートが気に入っています。リヤのトランクスポイラーはなくてもよかったんですが、後ろ下がりのフォルムにメッキのアクセントがある“羽根”が加わるとおしゃれだなと思って付けました」
田村先生のクルマ選びは以前から、動力性能よりデザイン重視。ISを2台続けてレザー内装にするなど、インテリアのデザイン、居心地のよさにも気を配っている。今乗るISでは、落ち着いた雰囲気のタンカラーの内装を選んだ。
「黒外装・赤内装のISから白外装・タン内装のISに変えたように、エアロパーツを除いては(笑)、年齢とともに抑制の効いたシンプルなデザイン、カラーのものを好むようになりました。僕はお酒を飲まないので、クルマで移動することがとても多い。仕事だけでなく、趣味のゴルフ、会食、そしてちょっとした買い物もほぼクルマで行きます。事故や予期せぬ渋滞といった不可抗力の場合は仕方ありませんが、絶対に遅刻はしたくないですから、目的地には早めに、なるべく1時間前には着くように心がけています」
早く到着した場合は、クルマの中で仕事や読書をしたり、メールを確認したり、専門分野である「リーダーシップ論」についてYouTubeで学びを深めたり、生成AIとの対話を楽しんでいるとのこと。車内には簡易デスクが常時積んであり、運転席に座ったまま本やノートパソコンを開けるようになっている。
「私にとって、クルマは移動するオフィスともいえます。新幹線や飛行機の中だと、邪魔が入らず仕事がはかどるといった話をよく聞きますが、LEXUSの室内は静かで上質なビジネスクラスのような空間なので、より仕事に集中できるのです。自宅にいると、ついテレビを点けてしまったりするので、あえて約束の2時間以上前に家をでて、目的地に着いたらクルマの中で仕事に没頭する、ということもよくあります。ただ、運転中はロックやソウルなど、昔から大好きだった曲や流行りの音楽を聴いています。運転時間を、うまくリフレッシュにも役立てているという感じでしょうか」
程ヶ谷カントリー倶楽部でクラブライフを満喫
仕事でも日常生活でも大活躍しているLEXUS。田村先生はオフとなる休日にもIS300h “MODELLISTA”のステアリングを頻繁に握る。もっとも大切にしている趣味はゴルフで、慶応義塾体育会ゴルフ部の部長も長く務めた。最近は、神奈川県の程ヶ谷カントリー倶楽部に、愛車を駆ってほぼ週2日通う。
「自宅から東名高速道路で行くと約30分。第三京浜道路で40分ほどと近いんです。程ヶ谷カントリー倶楽部は、初対面のメンバー同士でも一緒にコースを回るように、クラブの方でアレンジしてくれるんです。最初はやや抵抗がありましたが、どなたもフレンドリーな人たちばかりで、すぐに打ち解けられました。あと、朝食やランチも含めて食事がすごく美味しい。練習場も充実していて、コースは回らず、練習と食事と社交だけして帰るメンバーもいます。本物の“クラブライフ”が楽しめるところが気に入っています」
アットホームな名門ゴルフクラブ。入会し、プレーしてみての印象はどうだったのだろうか?
「コース管理が素晴らしく、グリーンは変化に富んでいて、攻めがいがありますね。試合のときなどは、特に芝を刈りこんでグリーンが高速化するから、チャレンジングでなおさら面白い。ゴルフは本当に奥深いスポーツです。豪快に飛ばす人が有利で、上級者だと考えていた時期もありましたが、決してそうではありませんね。身体の回転・捻転やシャフトのしなりを使いつつ、いかに軽く振れるかが大切。実際、力を抜けば抜くほど飛ぶんですよ。かつて、アイアンはダウンブローに打ちこむ、しっかり振らなきゃいけないという既成概念がありましたが、アイアンも軽く振った方がうまく飛ぶんです」
そう、笑顔で語ってくれた田村先生。あるとき、一緒にラウンドしたクラブメンバーから鋭い指摘を受けたことがあるという。
「高速グリーンでのパッティングは難しい。ふだん安易にOKばかりもらっているとダメで、いざというときのパットが行ったり来たりになり、入らなくなってしまう。程ヶ谷カントリー倶楽部に入って試合に出るようになったら『OK慣れしすぎていて、勝負のパットをしていませんね』とすぐに見抜かれてしまいました」
「クラブライフで楽しいのは、友人との歓談です。世の中の動向や、政治・経済についての情報交換が多いですね。何かを成し遂げた人たちから、経験談を聞かせてもらうのは楽しい。それに、歳をとってから新しい友達ができるのも、嬉しいし素敵なことです。そうそう、皆さんいろいろなクルマに乗ってきますので、あれこれとクルマ談義をするのも楽しいですよ」
母国の文化や製品への矜持・敬意を忘れずに
「以前、アメリカの友人から真顔で『日本人はなんでドイツのクルマを買うの?』と聞かれたことがあります。『LEXUSの方がいいじゃないか』って。僕がLEXUSに乗っていると伝えたら、喜んでくれました。日本の製品を外国人に褒めてもらえると、日本人として嬉しいものですよね。『日本のプロダクトは素晴らしいのだから、もっとよく知って、プライドを持って使いなさい』といってくれる外国の友人は少なくありません」
「自国の知見・哲学や製品に目を向けることは大切です。一例を挙げれば、近江商人の『三方よし』という経営哲学。『売り手よし、買い手よし、世間よし』ですね。誰もが満足して、なおかつ社会の利益になる交渉や社会活動をせよ、と説いているわけですが、ハーバード大学でリーダーシップとネゴシエーションについて学んだ際に、現地の教員も同じ哲学を推奨していました。日本の大学で私が教える際も『信頼関係の構築が非常に重要であって、三方よしを実践する交渉は皆さんのカルチャーの中にもともと根付いているのですから、きっとできるはずです』と説いていたら、聴講していた外国人学生が『とてもわかりやすい』と喜んでくれました。ほかにも、世界で認められている日本のビジネス上の事例・ケーススタディは数多くあります」
田村先生は、今後もLEXUSを選びつづけるのだろうか。数台を乗りついできての結論はどうなのだろう。
「国内外でいろいろなクルマに乗ってきて、僕は日本のクルマ、特にLEXUSは素晴らしいと思っています。繰り返しになりますが、4代目ソアラ=SC430を見て、実際に乗って、ちょっとした衝撃を受けました。対米戦略車ですから、ある意味、輸入車風のセンスのよさがあり、こんな洒落たクルマが日本にあるなら購入してみようと思ったわけです。実際、性能も品質もよくて、価格もリーズナブル。その後のLEXUSもどんどんよくなっているから、もう輸入車を買う理由はないと思いいたりました。日本人としてのプライドをもって乗れるクルマです。最近、街を走っていると、よく訪日外国人観光客から写真を撮られるんです。羽根の生えているISは珍しいからでしょうか」
他の追随を許さないホスピタリティと信頼性
「最近のLEXUSは、ホスピタリティの進化が著しいですね。販売店や電話での完璧な接遇、新車の場合は車検までの3年間の無料点検、無料のオイル・部品交換――、もう感謝しかない、みたいな状態が続くわけです。また、例えば『今から霞ヶ関カンツリー倶楽部に行きたい』とオーナーズデスクに伝えれば、自分のクルマのカーナビに遠隔操作で入力してくれる。レストランも『この辺りで、どこかいいところはないですか?』と聞けば、候補を挙げてくれて、決めたら予約とナビへの行き先入力までしてくれるんです」
「余談ですが、残価設定ローンも使いやすいし、残価設定額自体も高い。つまり価値が落ちにくいという点も魅力です。サービスやソフト面が素晴らしいうえに、クルマのハードとしての性能はまったく問題ない。動力性能は十分だし、壊れない。いや、もう完璧ですよ。他社のクルマに乗りかえる理由がないわけです。私は大型のSUVは好みませんが、次期ISセダンのデザインに納得がいけば、きっと引きつづきLEXUSに乗ると思います」
田村先生とLEXUSの蜜月は、まだまだ続きそうだ。
田村次朗氏
交渉学、リーダーシップ教育の権威。慶應義塾大学名誉教授、慶應義塾大学KGRI特任教授、大学院大学至善館教授、ハーバード国際交渉学プログラム・インターナショナル・アカデミック・アドバイザー、日本説得交渉学会 会長、交渉学協会 理事長、社会実学研究所 所長など、さまざまな要職を兼任する。
URL:https://jirooffice.com/
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