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Lexus Teammate
「Lexus Teammate」が叶える
高度運転支援技術

高度運転支援技術「Lexus Teammate」は、交通事故での死傷者ゼロを目指し、ドライバーとクルマが対話のなかでお互いの状態を確認し、補い合うことで、安全な運転、快適な移動につなげていくという先進の高度運転支援技術です。新型LSや新型NXといった最新モデルに搭載されているこの技術についてご紹介します。

Text:Daisuke Katsumura

LEXUSが取り組む交通事故死傷者ゼロへの道

トヨタ自動車は、1990年代から交通事故死傷者ゼロを目標に、予防安全機能と自動運転技術の研究と開発に取り組んできました。「Mobility Teammate Concept」と呼ばれるこのコンセプトは、「すべての人が、安全、便利、効率的に移動できる社会の実現を目指し、人とクルマが同じ目的で、ある時は見守り、ある時は助け合う、気持ちが通った仲間(パートナー)のような関係を築く」というトヨタ独自の自動運転技術の考え方です。

交通事故による死傷者ゼロの実現は、世界中が抱える社会問題となっています。近年では、安全性能の向上によって日本や欧米における死傷者数は徐々に減少している傾向にありますが、まだまだ完全ではありません。さらに交通事故を減らしていくためには、「認知」「判断」「操作」という従来人間が行っている運転プロセスを、自動車が代行する必要があります。そのため高精度の地図とAI(人工知能)、そしてこれらを鍛えるための最新地図データや走行中に得られる大量のデータが不可欠となるのです。

「Lexus Teammate」の
根幹を成すふたつの要素

このトヨタ全体の「Mobility Teammate Concept」という取り組みをLEXUS独自でさらに磨きあげたのが、「Lexus Teammate」です。この技術を支えているのは、最先端のセンシング技術と高精度の地図情報です。これによってクルマの周囲を高い信頼性と精度でカバー。合わせて運転中のさまざまな状況をAIで予測し、対処することで安全性と走行安定性を実現します。

この先進の運転支援技術「Lexus Teammate」は、まず2020年に発売された新型LSに搭載され、その後2021年に発売された新型NXにも搭載されています。機能は、高速道路などでの運転支援技術である「Advanced Drive」と、駐車時での操作支援技術である「Advanced Park」の大きくふたつに分けられます。

自動車専用道路でのドライブを支援する「Advanced Drive」

「Advanced Drive」は、ナビゲーションでの目的地設定を受けて、システムが実際の交通状況を認知・判断することで、高速道路などの自動車専用道路上での目的地までの走行や車線変更、分岐などを支援。また走行時には車間距離の維持や車線変更による追い越し、さらには合流車両に対して減速して道を譲るといったことも支援します。

また、ステアリングコラムに備わるドライバーモニターカメラがドライバーの状態をチェック。例えば目の開閉や視線、顔の向き、運転姿勢などから脇見や閉眼状態をシステムが検知すると、ドライバーに警告。さらに眠気の兆候やドライバーの運転への関与度合いが低下したことを検知した場合、ブザーを鳴らしたり、シートベルトを振動させたり、ディスプレイ上で注意喚起の点滅をすることでドライバーに通知。合わせてサービスエリアなどでの休憩を提案します。

それでも反応がない場合や、ドライバーの姿勢が崩れるなどの異常を検知すると、ハザードランプ点滅やホーンを鳴らすことで周囲に危険を警告しながら減速し、安全な場所に車両を停止します。これによってドライバーが万が一の急病の際にも周囲への被害を拡大することなく安全に停車し、さらにヘルプネットへの自動接続によって救命要請も行うことができます。

スムーズな駐車をアシストする「Advanced Park」

狭い駐車場でスムーズな駐車をアシストするのが「Advanced Park」です。ドライバー監視の下、車体各部のカメラや超音波センサーからの情報を統合し、全周囲を検知。適切に認知、判断し、ハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作、そしてシフト操作を車両が支援します。

操作も非常に簡単です。スイッチを押すだけで「Advanced Park」が起動し、駐車したい区画の横に停車すると、自動的に駐車枠を認識します。複数の駐車区画線がある場合はディスプレイに表示された候補区画をドライバーが選択することも可能です。また駐車区画線のない自宅などの場合、駐車位置を事前にシステムに登録させることができるメモリー機能も搭載しています。

ディスプレイには車体各部のカメラを使って合成した俯瞰映像を表示し、障害物の位置を表示することで、ドライバーに伝えるとともにブレーキ制御によって接触を回避します。

トヨタは、こうした運転支援技術によって、交通事故による死傷者を減らし、将来的には自動車事故による死傷者ゼロを目指しています。この「Lexus Teammate」は、現在新型LSと新型NXのみに搭載されていますが、今後も順次LEXUSの新型車両に設定する予定です。こうした先進技術が当たり前のように搭載される世の中は、すぐそこまで来ています。

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