東京の注目レストラン
名門「ウルフギャング・ステーキハウス」が世界初の鉄板焼きブランドを銀座にオープン

N.Y.のエスプリを感じるシックな店内に漂う臨場感

銀座某所のビルの７階。

エレベーターを降りて店のドアを開け、笑顔で迎えてくれるレセプショニストに名前を告げると、紳士淑女で賑わうカウンターが目に飛び込んできます。

シックなインテリアは、N.Y.本店やハワイの「ウルフギャング・ステーキハウス」同様、格調高く、エレガント。奥には、アペリティフを楽しめるバーカウンターがあるのも、いかにも「ウルフギャング・ステーキハウス」らしさを感じられるところでしょう。

こちらのお店、すでに日本でも展開している今までの「ウルフギャング・ステーキハウス」と大きく違うのは、料理人が目の前で肉を焼く鉄板のカウンターがあること。

なんと、このカウンターでは、同店おなじみの、乾燥熟成したアメリカンプライムビーフを直接、じっくりと鉄板で焼いてくれるというのですから、期待が高まります。

さてここで、今までの“ステーキ”と“鉄板焼き”はなにが違うの？　と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。そんな方のために、「ウルフギャング・ステーキハウス」のステーキについて簡単におさらいしてみましょう。

オーブン焼きと鉄板焼き。その味わいの違いとは？

「ウルフギャング・ステーキハウス」の通常のステーキは、熟成したアメリカンプライムビーフを豪快にカットし、900度のオーブンでさっと下焼きします。表面をカリッとさせ肉汁を閉じ込めたのち、肉汁が落ち着いたらカット。その間に澄ましバターを入れた皿をオーブンに入れ、熱したところへカットした肉をのせて、再びオーブンに入れます。

肉にほどよく火が通り、肉汁とバターが渾然一体となったところで、オーブンから取り出し、アツアツの状態でバターの香りとともにいただきます。この高温のオーブンで皿ごと一気に焼き上げる、というのが「ウルフギャング・ステーキハウス」のステーキの美味しさの秘密でもあるのです。

鉄板焼き、という手法は、高温のオーブンとはまるで違う調理法です。

同店が誇る、チルドで空輸される長期乾燥熟成のプライムビーフを、日本ならではの“鉄板焼き”という調理法でどう焼き上げるのでしょうか？

エグゼクティブシェフの早川寛さんに聞くと、「表面は、カリッと仕上げるように焼き上げ、全体はじっくりと時間をかけて焼き上げます」とのこと。

高温のオーブンで焼き上げると、はじけるような肉のうまみを感じるのに対し、鉄板は低温で焼き上げるので、熟成香の余韻が残るような味わいが楽しめるといいます。

目の前で大きな肉の塊が、じわじわと焼かれながら、美味しそうに変化する様子を眺めることができるのも、鉄板焼きの醍醐味。

鉄板でじっくり焼き上げたプライムビーフは、カットした断面も美しく、口にいれると、赤身の肉にほどよく入った脂の風味が、より繊細に感じられます。

ちなみに、コースは、ライブ感あふれる鉄板を前に楽しむ「CHEF’S TABLE （シェフズテーブル）」をテーマにした3種が用意されています。

接待や会食で盛り上がること間違いなし

鉄板焼きもいいけれど、やっぱり本家のオーブンで焼いたステーキが食べたい！　という方は個室を予約すればその願いが叶います。

プライベート感あふれる個室では、既存の「ウルフギャング・ステーキハウス」同様、900度のオーブンで焼き上げたステーキを、コース内のステーキとして、またはアラカルトでオーダーすることができるのです。

カウンターは、6席で貸し切れる場所もあるので、接待や仲間との会食にも最適。

世界中から集めたワインとともに、世界でもここだけの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【DATA】
「ウルフギャング・ステーキハウス by ウルフギャング・ズウィナー テッパン」
住所：東京都中央区銀座1丁目8-19キラリトギンザ7階
営業時間：11時30分～23時 (22時ラストオーダー)
電話番号：03-6263-0161
コース：おひとりさま24,200円（税込み／サービス料別）～