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日本が誇るものづくり
【読者プレゼント付き】引き算の美学、柔らかな新境地 和光の審美眼で叶えた「MANACO」と「SUIHA」の名品バッグ

シンプルでありながら、ふわりと包み込むような柔和な品のよさ。和光が手がける「MANACO」のバッグには日本の美意識が息づいている。愛らしいネーミングの由来は眼(まなこ)。まっすぐに本質を見通す力をもつ人にふさわしい、凜としたたたずまいのバッグ。名品たるその理由をクローズアップする。また2026年に登場した新シリーズ「SUIHA」にまつわる運気上昇のエピソードにも迫る。

Text:Miki Ohsugi
Edit:Misa Yamaji(B.EAT)

上質を知り尽くすスペシャリティの「眼」

銀座4丁目の交差点を優しく見守る時計塔、銀座随一のシンボルの中で営業する「和光」は、銀座を代表するスペシャリティ・ストアである。服部時計店の小売部門を継承して1947年に設立され、現在に至るまで時計、ジュエリー、ファッション、そしてスイーツと幅広く、洗練された「上質」なアイテムを取り扱う。その審美眼は長く世界中から信頼されている。

設立以来、和光が目利きしてきたアイテムの中でも、バッグは特に注力されたアイテムだ。トップブランドの買い付けだけでなく、オリジナルのバッグも数多くプロデュース。丁寧な接客に信頼の厚い和光は、顧客のさまざまな要望や本音に耳を傾け、心の内に寄り添ってきた。見た目に美しいのはもちろん、小脇に抱えたときにいかに柔らかく身体になじむか。所作が美しく見える機能的なディテールにも眼識があり、制作に反映させてきた。
そんな和光のバッグ史の中でも際立つ、コンセプチュアルなシリーズが「MANACO」である。

和光の前身・服部時計店の時代に建てられた時計塔。幾度か改修や保全を経て、大切に継承されている。

「和」と「光」をコンセプトに

「MANACO」という名は、眼(まなこ)に由来しているという。本質、真価を見通す力をもつ人へ、という想いが託されたもの。また、和光の「和」と「光」それぞれからコンセプトをとっているのも面白い。

「和」の文字はもちろん日本を意味するが、「なごみ」の意味にも重きを置いている。柔らかくコンフォータブルにという命題を掲げ、上質な素材にこだわっている。丸いモチーフをポイントにしているのも特徴だ。

ヨーロッパを駆け巡って厳選した極上のレザー素材、柔らかなフォルムを生むパターン、意匠デザインや縫製・・・と、多くの職人の手を経て作られる贅沢なバッグ。写真はSUIHAの制作中のようす。

「光」は陽ざしであり、前途を照らす灯り。明るく溌溂としたイメージにデザインされながらも、“光の色”には陰影を含むというスタンスが、マチュアであり魅力的だ。

「MANACOトップハンドルバッグ」は、フランス製のシボが美しいシュリンクレザーを柔らかに染め上げ、熟練の職人の手で形作られていく。スワローマチを採用し、丸みのある上品なフォルムと、出し入れしやすい使い勝手のよさを実現。

2コンパートメントで、さらにスリットポケットとジッパーポケットも充実している。内側には麻素材があしらわれ、使用感がとてもよい。さらに、ハンドルを長めに設計しているため、肩掛けすると小脇にぴったり収まるデザインだ。しなやかな質感とあいまって粋に装える。フォーマルにもカジュアルにも対応できる配慮が、いかにも和光らしい。

フラップにあしらわれた丸いモチーフがポイント。背面に外ポケットひとつ、内部にも3つのポケットが。2つのコンパートメントでスマートな収納が叶う。「MANACOトップハンドルバッグ アイボリー」(H19×W28×D10cm)192,500円(税込み)

イタリアのスムースレザーを用いた「ダブルポシェット」は、クロスボディでアクティブに楽しめる。半円を2つ重ねたユニークなデザインだが、実はこちら、留め具で着脱できるので、シングルのショルダーバッグとポーチ、あるいはクラッチという使い方も可能。表情を変幻させるので旅行でも頼りになる存在だ。

半円を2つ重ねたユニークなデザイン。留め具での着脱で何通りにも表情を変える優れもの。「MANACO ダブルポシェット スカイブルー」(H15×W30×D3cm/本体は2つとも同サイズ)99,000円(税込み)。

マニファクチュールなものづくりからのDNA

さて、和光の前身・服部時計店のDNAとでもいうのだろうか、精巧な細工の施されたディテールに驚かされるのが「SUIHA」のバッグだ。よい兆しを運ぶみずみずしい波(瑞波)という造語でネーミングされたブランドだが、留め具の彫り模様が話題を呼んでいる。バッグの留め金の細工が、かつて懐中時計に施されていた“彫り”を彷彿とさせるのだ。立涌(たてわく)と呼ばれる吉祥文様が、シンプルなバッグのさりげないポイントになっている。

「SUIHAトップハンドルバッグ」は、留め金のほかには装飾のない凛としたデザインだが、バッグの前胴を広くとってある設計なので、肩にかけると身体に馴染みつつ、美しく風雅な“たわみ”ができる。“立ち姿のきれいなバッグ”と称され、その品のよいたたずまいが話題を呼んでいる。

サイドを見ると“前胴”が広い型で成形されていることがわかる。肩にかけたときに、柔らかくボディにフィットするのはそのため。留め金には吉祥文様である「立涌」が彫られていて縁起がよい。「SUIHAトップハンドルバッグ ミディアム 胡桃」(H20×W30×D15cm)440,000円(税込み)。

ジェンダーレスで楽しめる

さて、「MANACO」にも「SUIHA」にも、ジェンダーレスで楽しめるデザインがあることもお伝えしておきたい。トートバッグだ。MANACOのトートバッグは、アイコニックな円形を底面にあしらったもの。使い勝手がよく、ラージサイズは男性の愛用者も多いという。SUIHAのトートバッグは、呂色(黒)のものはシルバーの留め金とのコントラストがクールな印象。パートナーと、あるいは父娘で共有なんて使い方もおすすめだ。
2026年の7月に3階と4階を「スタイルスクエア」として刷新した和光は、3階をバッグ中心のフロア構成とした。メンズもレディースも同じフロアに揃い、ゆったりと対話しながらのショッピングは、実に心地よい、と評判だ。

和光

住所:東京都中央区銀座4-5-11
駐車場:なし
営業時間:11時~19時
休業日:無休(年末年始を除く)
公式WEBサイト:https://www.wako.co.jp/


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丸みを帯びたフォルムと上質なレザーが和光らしい品格を映すダブルポシェット。