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スペシャル号

アイコニックな不朽の名品
【読者プレゼント付き】サングラスの王道、レイバンを選ぶべき理由

ファッション小物でありながら、快適な視界を確保することで安全運転にも役立つサングラス。その王道にして本命ブランドとして知られるレイバンは、もともとパイロットの目を守るための“プロフェッショナルギア”として誕生した。その誕生秘話から、いかにして今日の名声を得たのかまでを概観しつつ、定番モデルとして人気の高い「ウェイファーラー」にもスポットを当てる。

Text:Shigekazu Ohno(lefthands)

“プロフェッショナルギア”としての出自

サングラスは、夏のファッションアイテムそう思われがちかもしれないが、ドライバーにとっては、それ以上の意味をもつ。朝夕の低い陽射し、照り返しの強い路面、雨上がりの反射、対向車のフロントガラスから跳ね返る光。眩しさは視界を奪うだけでなく、運転時の危険の発見を遅らせることにもつながる。

だからこそ、サングラスは単なる「おしゃれ」ではなく、安全運転のための機能性で選ぶべきドライビングギアでもある。そして数あるブランドの中でも、世界的に高い認知度を誇る存在がレイバン(Ray-Ban)だ。

サングラスは、ドライバーにとっては必要不可欠な機能性ギアとなっている。(C)Jan Kopřiva

今ではハリウッドスターやファッショニスタに愛されるラグジュアリーアイテムとしてのイメージもあるが、その原点は、驚くほど実用的なものづくりにあった。英語で、Rayは「光」、Banは「遮る」を意味する言葉。その単純明快な名のとおり、レイバンは1937年、強烈な太陽光の中を飛行するアメリカ陸軍航空隊パイロットの視界を守るという目的のもとに誕生した。

雲の上を飛ぶ航空機は、強い光に晒される(画像は現代の飛行機のコックピット)。

高度1万メートル近い上空では、紫外線も眩しさも地上とは比較にならないほど強い。長時間の飛行は目の疲労を招き、任務にも影響する。そこで開発を依頼されたのが、アメリカ屈指の光学メーカー、ボシュロムだった。レイバンは、まさに命をかけて空を飛ぶ者たちの“プロフェッショナルギア”として、光学メーカーの擁するサングラスブランドという位置付けで世に送り出されたのである。

こうした出自は、ほかのファッションブランドには稀であろう。レイバンは、おしゃれのためでも、流行をつくるためでもなく、人の視界を守るために生まれたブランドだからだ。

時代を飾ったアイコニックな定番

その最初の代表作とされるのが「アビエーター」。英語で「飛行士」を意味するその名のとおり、航空隊のために設計されたティアドロップ型のサングラスは、やがて戦後、多くの映画にも登場することとなる。中でも有名なのが、トム・クルーズが主演した1986年の映画『トップガン』だ。主人公マーヴェリックがかけた「アビエーター」は一大ブームを巻き起こし、レイバンは世界的な脚光を浴びた。

現在販売中の「アビエーター クラシック」。多彩なフレームカラーをラインアップしている。

一方、もうひとつのアイコンとして知られるのが「ウェイファーラー」である。英語で「旅人」を意味する名前のとおり、ハイウェイを自由に走り、新しい景色を求めるそんな1950年代アメリカの時代精神を映し出すかのように、そして飛行士向けのアビエーターとは異なり、より日常生活やファッションシーンを意識したサングラスとして誕生した。

センセーションを起こした理由は、単に素材にプラスチックを採用したからではない。当時進歩し始めたアセテート成形技術を活かし、それまでの細い金属フレームでは表現できなかった、厚みのある逆台形のフォルムを実現したのである。その大胆な造形は、喩えるとイームズの家具や建築が象徴するようなミッドセンチュリー・モダンの空気を纏い、この頃としては斬新なデザインのサングラスとして注目を集めた。それにより、ファッションアイテムとしての支持を得たことも、特筆に値するだろう。

現在販売中の「ウェイファーラー クラシック」。フロントが前傾したフォルムが特徴。

そして、この革新性に魅了されたのが、多くのカルチャーアイコンたちだ。ジェームズ・ディーンは、その反骨精神を象徴するように「ウェイファーラー」を愛用した。ボブ・ディラン、アンディ・ウォーホルらも、それぞれの時代を象徴するスタイルとして着用したと知られている。

1980年代には、映画『ブルース・ブラザーズ』や『卒業白書』で再び人気に火がつく。ひとつのプロダクトが、これほど長くカルチャーシーンの中心にいつづけた例は、そう多くはないだろう。では、現代のドライバーにとって、レイバンを選ぶ意味とは何だろうか。

まず挙げたいのが、紫外線をカットする優れたレンズ性能である。紫外線は季節を問わず降り注ぎ、長時間の運転では目の疲労の一因にもなる。UVカットレンズは紫外線から目を保護する役割を担い、また、レンズの色や偏光機能によっては眩しさの軽減も期待できる。

さらに、顔に自然にフィットする装着感も見逃せない。長距離ドライブでは、掛け心地のよし悪しが疲労感に影響する要素のひとつとされる。長年にわたり磨き上げられてきたフィッティング設計により、ノーズパッドやテンプルのバランスをよく考えられたレイバンの製品は、長時間でもストレスを感じにくいと評価されている。

オリジナル版の「ウェイファーラー」は、その特徴的な前傾フォルムゆえに、今なお唯一無二の存在感を放つ。一方、現代のライフスタイルに合わせて再設計された「ニュー ウェイファーラー」は、掛け心地やフィット感を向上させた進化形。そのために、実はひと回り小ぶりなサイジングとなっており、オリジナルの美意識を受け継ぎながら、日常にも、そして長時間のドライブにも寄り添う一本となっている。

「ニュー ウェイファーラー」。オリジナルをベースに、より顔にフィットするようなフォルムと、軽い掛け心地に改良されている。各種高機能レンズが選択でき、ドライブ用としてもおすすめできる。

シーンに応じてレンズを選ぶことも、快適なドライブにつながる。昼間の運転なら、水面や濡れた路面、フロントガラスの反射を抑える偏光レンズが頼もしい。一方、夜間や雨天では濃いサングラスはかえって危険になるため、近年ではコントラストを高める夜間向けの高透過率レンズを使い分けるドライバーもいる。

つまり、サングラスはひとつのファッションアイテムではなく、用途に応じて選ぶべきウェアラブルギアであり、“視界の装備”なのだ。その中でも、もし一本だけを選ぶなら、おすすめしたいのは「ニュー ウェイファーラー」だ。

オリジナルの誕生から70年以上を経た今も、そのデザインは少しも古びない。スーツにも、ジャケットにも、Tシャツにも、水着にも、スキーウェアにも似合うだろう。そして何より、その背景には「目を守るため」という、レイバンが誕生以来変わらず守りつづけてきた哲学がある。本物とは、流行を超えて残るものなのだ。

ドライブの先にある、どんなシーンにも合う普遍的なスタイルも「ウェイファーラー」の魅力。(C)Caroline Badran

レイバンの「ウェイファーラー」が世界中で愛されつづける理由は、洗練されたデザインだけではない。パイロットの視界を守るために生まれた機能性と、時代を超えて受け継がれてきた美意識。その両方を備えているからこそ、デビューから70年以上を経た今も「サングラスの王道」でありつづけているのだ。

レイバン

公式WEBサイト:https://www.ray-ban.com/japan


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ブランドを代表するデザインに、偏光レンズを組み合わせた定番モデル。