都内のシャンパーニュバー3選
プレステージシャンパーニュを楽しむならラグジュアリーブランドが手がける特別なバーで。momentおすすめの東京バー3選

ラグジュアリーブランドが手がけるバーでプレステージシャンパーニュを楽しむ

イタリアの美意識が息づくラグジュアリーな世界
1.BVLGARI GINZA BAR × ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2015

銀座の街並みで、ひときわ存在感を放つブルガリ銀座タワー。その10階に「ブルガリ ギンザ・バー」はある。空間設計を担当したのは、世界のブルガリ ホテルズ&リゾーツを手がける建築設計事務所 ACPV アーキテクツ アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィエル。洗練されたデザインと、ローマ発祥のジュエリーブランド、ブルガリのタイムレスなラグジュアリーが融合し、シャンパーニュが飾るグラマラスな時間を演出する。

内装のコンセプトは「コンテンポラリーラグジュアリー」。ミニマルでありながら温かみのある美的センスが息づき、素材やディテールに至るまで、細心の配慮がなされている。アントニオ・チッテリオ氏自らがデザインしたイタリア製家具で統一されているのも魅力だ。

チーク材の床、ブロンズ塗装されたスタッコ柱、大理石や柔らかな間接照明が織りなす空間は、視覚的な華やかさを湛えながらも心地よい。ゆとりあるレイアウトのおかげもあるが、階下のレストランと吹き抜けを通じてつながる構造による開放感が大きいのだろう。空間全体が、ハイブランドらしいラグジュアリー感に満ちている。

ここでは、世界の名だたる銘酒の中でも、特に誉れ高いドン ペリニヨンを堪能するのがふさわしいだろう。最上階にはルーフトップテラス「ラ・テラッツァ ドン ペリニヨン ラウンジ」を擁しており、最善の選択といえよう。ブルガリのラグジュアリーな世界観と、熟成を重ねたシャンパーニュの魅力が重なり合い、増幅し合いながら、非日常のときを華やかに彩る。

ときに一人、カウンターで。ときに仲間とソファー席で。そしてもちろん、大切なパートナーと。さまざまな楽しみ方ができるのも、ハイブランドの寛容さを示すこのバーの魅力だ。

ブルガリ ギンザ・バー

住所：東京都中央区銀座2-7-12 ブルガリ銀座タワー10階
電話番号：03-6362-0510
営業時間：月～木曜日、土曜日 12時～23時（ラストオーダー 22時30分）/金曜日 12時～0時（ラストオーダー 23時30分）/日曜日・祝日 12時～18時30分（ラストオーダー 18時）
定休日：不定休（貸切時）
URL：https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo-osaka-restaurants/tokyo/bulgari-ginza-bar

至高のきらめきが戯れる密やかな隠れ家
2.B bar Marunouchi × コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2012

丸の内の洗練された街並みの中にひっそりとたたずむ、バカラバー。バカラショップ 丸の内の地下に広がるその空間は、隠れ家のような落ち着きと、クリスタルの究極な輝きで訪れる人びとを魅了する。

階段を降りて一歩足を踏み入れると、そこには都会の喧噪から隔たれた静けさが漂う。店内は14席のウッドカウンターが落ち着いた雰囲気を醸し、その手前にはバカラのブランドカラーである赤いソファーが並ぶ。壁面にはバカラの製品がさりげなく展示され、計算された照明が至高の輝きを操る。さらにカウンターの奥にはバカラを代表するゼニス シャンデリアが見事な輝きを湛えて客を迎え、あたかもギャラリーを訪れたかのような趣だ。

このバーの数ある魅力のひとつは、好みのバカラグラスを自ら選べるという贅沢な体験。「それぞれのグラスの重みや感触、輝きの違いまでを感じていただければと思います」と、マネージャーの福田英徳氏。さらに異なるグラスにシャンパーニュを注ぐことで、香りや泡立ち、味わいの変化も楽しんでほしいという。

クリスタルが灯りを受けて美しく輝き、グラスを傾けるたびに光とシャンパーニュが織りなす瞬間は、さながら儚いアートのようだ。

そんなバカラのグラスで提供されるテタンジェの最高傑作「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2012」は、その優雅さと洗練された味わいで知られる逸品。芳醇な甘いアロマと繊細な泡立ちがバカラのグラスの中でさらにきわだち、薄い飲み口に唇をあて、ゆっくりと口に含んだ際には、えも言われぬ至福に満たされることだろう。雑味のない酸と果実味が広がり、まろやかな余韻が長く続く。

地下の隠れ家で楽しむクリスタルとシャンパーニュの至高のきらめき。日常の喧噪から解き放たれる束の間の贅のときを、密やかに堪能してはいかがだろう。

B bar Marunouchi

住所：東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビルヂング バカラショップ内B1階
電話番号：03-5223-8871
営業時間：16時〜翌2時
定休日：日曜日、祝日
URL：https://www.baccarat.com/ja_jp/バカラについて/バカラのインテリア/bbar-japan.html

日本とフランスの美意識から生まれた洗練
3. ST LOUIS BAR by KEI × ペリエ ジュエ ベル エポック 2015

銀座の中心に新たに登場した「ST LOUIS BAR by KEI（サンルイ・バー・バイ・ケイ）」は、特別なシャンパーニュを堪能するのに理想的な場所だ。パリのミシュランガイド三つ星シェフ小林圭氏の「唯一無二のバーをつくりたい」という思いが、和菓子の老舗「とらや」、フランスのクリスタルメゾン「サンルイ」との夢のようなコラボレーションを実現させた。扉の先には、日本とフランスの美意識が交差する洗練に満ちた空間が広がっている。

このバーの主役ともいえるのが、ルイ15世の時代から長い伝統を誇るフランスのクリスタルメゾン「サンルイ」。パリの「レストラン・ケイ」でもシャンデリアが飾られているように、小林シェフの思い入れがある特別なブランドだ。手作業で仕上げられたクリスタルのグラスは一つひとつが芸術品。中でもヴェネチアン・リブ装飾が特徴の「ツイスト」や、森の木々の葉を表現した「フォリア」は、シャンパーニュを味わう瞬間を格別なものにする。

ペリエ ジュエ ベル エポックは、そんなこだわりのバーでこそ味わいたい特別な一杯。繊細な泡立ちと、華やかな香りがサンルイのクリスタルグラスを通して一層の輝きを放つ。一口含めば、豊かな味わいが心に深い余韻を残し、この空間の特別さを実感できることだろう。ボトルにエミール・ガレによる日本のアネモネが描かれているのも、この空間に不思議と共鳴する。

シックな色調の空間には、およそ2000年のあいだ地中に埋もれていた神代杉を使ったバーカウンター、宮城県産の伊達冠石を使用したバーテンダーの舞台ともいえるカウンター、浮造（うづくり）の杉板をはめた壁面など、日本固有の素材が散りばめられている。モダンに解釈された日本の伝統美に、クリスタルが輝くこの場所には、日本とフランスの洗練された美意識と職人技が息づいている。

今後は小林シェフによるフードメニューの充実も予定されているという。暖かな季節には、日本庭園を配した屋外のテラス席で、銀座の夜景を眺めながら過ごすのもいいだろう。

ST LOUIS BAR by KEI（サンルイ・バー・バイ・ケイ）

住所：東京都中央区銀座7-8-17 虎屋銀座ビル12階
電話番号：03-6274-6612（予約受付／受付時間：13時〜22時30分 日曜日、月曜日を除く）
営業時間：17時30分～23時30分（食事ラストオーダー 22時30分、ドリンクラストオーダー 23時）
定休日：日曜日、月曜日
URL：https://www.maisonkei.jp/st-louisbar/