東京の注目店
あのアラン・デュカスが手がけるビスケットの専門店が、
海外初となる店舗を日本にオープン

フランス料理界の巨匠が繰り出す
世界初進出のビスケット専門店

世界でもっとも多くのミシュランの星を持つシェフとして、その名を世界中に轟かしているフランス料理界の巨匠アラン・デュカス氏。世界各国で30店舗以上のレストランを展開するデュカス氏だが、その挑戦はレストランだけにとどまることなく、独自の専門工房で製造販売を行うショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」、コーヒー専門店「ル・カフェ・アラン・デュカス（日本未上陸）」、アイス専門店「ラ・グラス・アラン・デュカス（日本未上陸）」を生み出してきた。

2018年、東京工房として「ル・ショコラ・アラン・デュカス」が日本に初上陸した際には、そのニュースに沸き立った方も多いだろう。

そんなアラン・デュカス氏の新たな試みとして2022年にパリに誕生したのがビスケット専門店「ル・ビスキュイ・アラン・デュカス」だ。そして2024年10月、世界初進出として、東京・日本橋の「ル・ショコラ・アラン・デュカス」東京工房の隣に、このビスケット専門店がオープンした。

徹底した素材へのこだわりと最高のレシピが
複雑で豊かな味わいを生み出す

「ル・ビスキュイ・アラン・デュカス」のビスケットは、味の職人アラン・デュカス氏が描く美味しさを追求した“ビスキュイ・キュイジネ（=料理仕立てのビスケット）”が最大の特徴だ。それは、常に妥協のない素材選びと熟練の職人技、そして素材の特徴を最大限に活かした緻密なレシピという料理人のアプローチで仕立てられる。複雑に重なる食感と究極の味わいが広がるビスケットだ。

日本で展開するにあたり、穀類は日本全国から厳選したものを使用している。そして、すべて東京の工房で手作りされているのも特筆すべき点だろう。バターは、これらのビスケットのために厳選されたフランス・ロワール産の有塩バターが使用されている。隣接する「ル・ショコラ・アラン・デュカス」の工房で作られる自家製のショコラ、ガナッシュ、プラリネなどを素材として使用できるのも特徴的だ。

ビスケットは一見するとシンプルなものが多い。しかしながら、ひとたび口にすると、豊かなバターのコクと風味が広がり、ナッツや穀類の香り、フルーツの甘みや酸味などのアクセントが幾重にもあふれてくる。

日本限定のビスケットや
目の前で仕上げてくれるものも

先にあげた「ピュール・ブール」は、店の代表的なビスケット。デュカス氏の思い出に残る“おばあちゃんが作ってくれたバター風味のビスケット”を再現したレシピだ。

そんなパリ本店で人気のビスケットから、日本限定や、目の前でパティシエが仕上げてくれるデザートのようなビスケットまで、東京店には多種多様なビスケットが揃う。

「バー・セレアル」は日本限定のビスケット。カボチャの種、ヒマワリの種、ヘンプシード、アマニの実など、8種類の穀物や種を使い、ザクザクとした歯ごたえとプチプチと弾けるような食感が楽しい。小麦粉不使用で甘さも控えめ、お酒ともとても相性がいい。

「パレ」は、薄く焼き上げた2枚のビスケットで「ル・ショコラ・アラン・デュカス」自家製のガナッシュやプラリネ、マーマレードを挟み、風味豊かなチョコレートでコーティングしたビスケット。さまざまな調理法で工夫を凝らして美味しさを追求した、複雑かつ濃厚な味わいだ。

パティシエがお客さまの目の前で仕上げる「ビスキュイ・ミニュット」は、まるでケーキのような楽しさにあふれている。3種類の味があり、そのひとつ「プリューン＆キナコ」は、今だけしか食べられないオープン記念＆日本限定の味。きな粉にプルーンやライムを合わせるなど、素材の組み合わせも興味深い。ケーキ箱に入れてもらえるので、ちょっとしたサプライズ感のある手土産にも。

どのビスケットも、厳選された素材が使われているのはもちろんのこと、その組み合わせや、香りの重なり、食感の違いなど、美味しさと驚きの連続。まさに、“ビスキュイ・キュイジネ（=料理仕立てのビスケット）”は、このお店でしか体験できない味わいだ。コーヒーや紅茶はもちろんのこと、ナッツや穀物の香りはお酒にも合う。年末年始の帰省やパーティーの手土産にも、きっと喜ばれること間違いなしだ。

ル・ビスキュイ・アラン・デュカス 東京

住所：東京都中央区日本橋本町1-1-1
電話番号：03-3516-3511
Online boutique URL：https://lechocolat-alainducasse.jp/le-biscuit