Lifestyle

家時間を豊かにするインテリア
自宅が高級カフェに!?
ここまで来た、家庭用エスプレッソマシンの世界

エスプレッソと一言でいっても淹れ方は千差万別。直火式エスプレッソメーカーから最新マシンまでいろいろありますが、特徴は、高い圧力をかけて抽出する濃厚でコクが際立つ味わいです。そんなエスプレッソの美味しさの肝は、上質なエスプレッソを抽出した時に発生するクリーミーな泡“クレマ”。上質なクレマを作るには、新鮮な豆と、最適な気圧が大切です。今回は、このクレマが自宅でも簡単にできる機種に絞り、スタイリッシュなデザインの最新マシン2機種をご紹介しましょう。

Text:Yusuke Kusui
Edit:Misa Yamaji(B.EAT)

初心者でもバリスタクオリティーを再現できる
オランダ発の手動式エスプレッソマシン
SUPERKOP

まず初めにご紹介するのは、今年の春に日本に入ってきたばかりのオランダ発のブランド「SUPERKOP(スーパーコップ)」。なんとこちらの商品、4月25日からはじめたクラウドファンディングにおいて、14日間で920万円を突破するなど、コーヒー好きの間ではすでに話題になっている商品です。

「SUPERKOP」本体価格¥139,700(税込み)ホワイトのほか、ブラックとレッドもある。画像提供:Espresso Tokyo(https://espressotokyo.jp/

エスプレッソを楽しむには、ボタンを押すだけで抽出までを行ってくれる全自動式が一番簡単ではありますが、サイズも大きく、自分好みに調整しにくいなどのデメリットも。そこに不満を感じていた人物が、7年の歳月をかけて理想のマシンを独自開発。それが、電源を一切使わない手動式のエスプレッソマシン「SUPERKOP」です。

6回レバーを上下するだけで、バリスタなみの本格的エスプレッソを再現。

その最大の特徴は、トップバリスタの流儀を誰もが簡単に完全再現できること。一見、手動式と聞くと“面倒くさそう”と感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。こちらのマシンは、新鮮なコーヒーの粉と沸騰したお湯をセットしたら、後はレバーを上げ下げするだけでトップバリスタのような、最高級なエスプレッソを安定して作ることができます。

抽出されたコーヒーとともにでてくる“とろり”としたクレマは、舌触りがなめらかで風味豊か。これこそ極上のエスプレッソの証。

実は、エスプレッソを抽出するのに最適な圧力(9気圧)を安定して作り出すのは、電動式でも難しいといわれています。しかし、こちらは手動式にもかかわらず、レバーにかける力加減などを調整する必要もなく最適な圧力を“再現”できるのが、最大のポイントです。

置いて使用できるのはもちろんのこと、専用のネジで壁に固定することもできる。

コンパクトでスタイリッシュな見た目もうれしいところ。電気を使っていないので、家だけでなくアウトドアなど使う場所も選びません。さらに、電動式のような、抽出時に大きな音もでず、片付けも簡単で、定期的なメンテナンスが必要ないのも特徴的です。

そのデザイン性のよさと、使い勝手のよさ、抽出されるエスプレッソのクオリティーの高さから、すでにヨーロッパを中心にトップバリスタも次々に採用しているという実力のマシン。まさに名実ともに誰もが簡単にトップバリスタ流儀を再現できるエスプレッソマシンです。

手軽なカフェポッドにも対応し
本格的ラテアートまで楽しめる
デロンギ デディカ アルテ エスプレッソ・カプチーノメーカー(EC-885J)

続いてご紹介するのは、エスプレッソの本場イタリアで生まれ、絶大な人気を誇るデロンギ社のエスプレッソマシンです。全自動、セミオート、手動式と大きく3つに分かれるエスプレッソマシンにおいて、こちらのエスプレッソマシンはセミオートタイプ。

「デロンギ デディカ アルテ エスプレッソ・カプチーノメーカー(EC-885J)」オープン価格 ベージュのほか、メタルシルバー、グレーもある。画像提供:デロンギ・ジャパン(https://barista.delonghi.co.jp/

セミオートタイプは、抽出以外の工程を手動で行うのが特徴。豆を好みの粗さに挽くことや、ポルタフィルターに粉を敷き詰め、タンパーを使って押し固める工程など、エスプレッソを淹れる工程そのものを楽しみたい方や、自分好みに微調整しながら淹れたい方におすすめです。

ボタンを押すだけで、最適な圧力、最適な温度でエスプレッソを抽出。季節や好みに合わせて抽出温度を3段階で調節もできる。

コーヒーの粉と水をセットしたら、あとはボタンを押すだけの簡単操作で、抽出に最適な圧力(9気圧)と最適な温度(90度)を作り出してくれます。エスプレッソの抽出もスチームへの切り替えもワンタッチで行えます。また、44mmのカフェポッドにも対応しているのもうれしい機能。時間がないときなどでも手軽にエスプレッソを楽しむことができます。

きめ細やかなフォームミルクも簡単にできるので、ぜひラテアートにもチャレンジしたい!

スタイリッシュなデザインとスリムなボディが人気の「デディカ」シリーズですが、今回新発売になった(EC885J)の最大の変化は、ラテやカプチーノなどのミルクメニューに合わせて、より理想的なきめの細かいなめらかなフォームミルクを作りだすことが可能になったこと。さらにフロッサーの柄が長くなったことで、ラテアートが作りやすく進化しました。

ミルクジャグやタンパーなどの付属品も充実しているので、カップとコーヒーの粉(もしくはカフェポッド)とミルクがあれば、カプチーノもすぐに淹れることができます。イタリア語でアートという意味を持つ“アルテ(Arte)”の名の通り、自宅で本格的なカフェのようなバリスタ・ラテアートも楽しめ、おうち時間がより豊かなものになります。

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