Private jet
プライベートジェットで非日常のプレシャスな旅へ
世界の大富豪やハリウッドスター、トップアスリートたちが自家用ジェットで世界を駆け巡る――。誰もが憧れるプライベートジェットは、ごく限られた一部のセレブリティだけの特権というイメージが定着していますが、実は所有していなくても楽しめるサービスがあります。自分たちだけでジェット機をチャーターし、誰にも邪魔されない別世界の空の旅を満喫する。まさに最上級の贅沢といえるその魅力を紹介します。
「何にもしばられない」ラグジュアリーな空の旅
今回、プライベートジェットの旅の魅力を教えてくれたのは、「世界にひとつだけの旅行」を提案する阪急交通社の最上級ブランド・ロイヤルコレクションを担当する松村信一郎さん。2011年より展開するこのブランドでは、国内で数少ないプライベートジェットの旅を企画しています。
「プライベートジェットの魅力は、まずなによりジェット機を貸し切るという非日常の体験ができることです。定期便では決められた航路を飛びますが、プライベートジェットにその制約はありません。条件が揃えば、直行便が飛んでいない空港でも行きたい場所までダイレクトに最速で行くことができます。搭乗時間の決まりもなく、空港が使用できる時間帯であれば、お好きな時間に空の旅が楽しめます」
何にもしばられないオーダーメイドのラグジュアリーな旅は、どういった人が楽しんでいるのでしょうか。
「弊社のプライベートジェットプランを利用されるのは、誰もが知る大企業のCEOやエグゼクティブ、超富裕層といった限られた時間を有効に使いたいと願う方々が中心。たとえば社長仲間4人でプライベートジェットを貸し切り、ゴルフを楽しみに九州を訪れて、帰りは家族にお土産を買うためだけに八丈島に立ち寄って帰るといったレジャー利用が多いです。ほかにもビジネスで岡山の桃太郎空港を訪れ仕事を済ませたあと、富山に立ち寄って温泉と郷土料理を楽しむなどビジネスとレジャーの組み合わせも。第三者と乗り合わせがない完全なプライベート空間なので、新型コロナウィルス禍になってから問い合わせは増えていますね」
最初から最後まで快適な“別世界”の愉悦
では実際にプライベートジェットの旅の一例をみていきましょう。
搭乗前からはじまるストレスフリーな優越感
「たとえば羽田空港国内線の場合は定期便利用者が集まるターミナルではなく、ターミナル外の指定された場所に集合するので混雑することはありません。そこから空港内専用車にお乗り換えいただき、プライベートジェット駐機場へ向かいます。国際線の場合はその方のためだけに保安検査官がチェックしにきますが、空港のようにセキュリティーチェックで長い時間を無駄にせず、ストレスは一切感じません」
ハリウッドスターのようにレッドカーペットを歩いて搭乗
専用車がジェット機に横付けされたら、待っているのはタラップまで続く真っ赤な絨毯。最高潮の気分で自分だけのジェット機に足を踏み入れます。この時に機体やパイロットと記念撮影ができます。
プレミアムな空間をひとり占め
機内に乗り込んだら、そこはもう完全に搭乗者だけのプライベート空間。心からリラックスできる革張りのシートと、誰も遮ることのない両側の窓から絶景が広がり、快適極まりない旅が始まります。
「決して広いわけではありませんが、国内事業機では最大サイズのC680(最大客席数8席)などはゆったり寛げるプレミアム感があります。定期便では預けなければなりませんが、ケージに入れた愛犬と一緒に乗ることも可能です」(※犬種によっては同乗不可、詳細は要問い合わせ)
機内食もカスタムできる特別感
「機内食は、お客様のためだけに和食やフレンチなどホテルクラスのメニューにすることもできます。国内線は長く搭乗することがないので、シャンパンやワインなど好きな銘柄のお飲み物だけのリクエストが多いですね。ご自身でお持ち込みいただくことも可能です」
目的地を満喫し、帰りもゆったり移動
着陸後もターミナルを利用せず、旅行代理店が手配した場合はハイヤーなどが待機し目的地へ。地方の美食や絶景、レジャーなど目一杯楽しんで疲れていても、帰りの機内も独り占め空間なのでゆったり寛げます。空港到着後も往路同様、専用車がタラップまで迎えに来てくれます。
気になる価格は、ロイヤルコレクションの羽田空港発着便1泊2日、1機あたりの利用料金で3,905,000円から(名古屋空港利用の場合。※2021年9月現在)。往路や復路だけの利用や、ジェット機の駐機日数によっても価格は変動します。
世界の大空を思うがままに飛行する贅沢
プライベートジェットの旅は国内だけではなく、国際線でも楽しめます。
「弊社で実際に利用された方の例でいえば、まずエールフランスの定期便でパリのシャルル・ド・ゴール空港まで行き、そこからヨーロッパで最高峰のスノーリゾート地といわれているクーシュベルまでプライベートジェットで訪れるなど、定期便と組み合わせて一区間だけプライベートジェットを利用される方もいます。もちろん日本から海外まで往復でチャーターすることも可能です」
プライベートジェットの最高峰と称され、長時間飛行が可能なG550なら東京からニューヨークまで直行運航も可能だとか。思うままにジェット機を飛ばし、世界の空をひとり占めしながら移動そのものを堪能する。そんな最高級のスペシャルな旅を楽しんではいかがでしょうか。
※記事内の画像はすべてイメージです。
【取材協力】
阪急交通社「ロイヤルコレクション」https://hankyu-travel.com/royalcollection/
阪急交通社の最上級ブランド。プライベートジェットの旅をはじめ、セミオーダー型のパッケージツアーから完全オーダーメイドツアーまで、多彩な「世界にひとつだけの旅行」を提案する。