移動時間さえ、上質な体験に変えてくれるクルマ
私がLEXUSに乗る理由〜個性派オーナーが語る「LEXUSのあるライフスタイル」/LEXUS LM500h EXECUTIVE × 須藤信太郎氏
スノーボード用品の販売、EC事業、国内外での飲食業、宿泊業―。多彩な事業を横断しながら、日本の雪遊びの魅力や飲食文化を世界へ届けているのが、トライアングルインターナショナル代表取締役社長の須藤信太郎氏だ。そんな彼の愛車となっているのが、LEXUS LM500h EXECUTIVE。選んだ理由を聞くと、そこには氏ならではの美意識と価値観、そして独自のビジネス哲学が表れていた。
Text:Shigekazu Ohno(lefthands)
Photo:Jun Miyashita
リヤシート空間に流れる、特別な時間のために
東京・神田。スポーツ用品店が軒を連ねる街の一角にある「Burton Store Tokyo Kanda」の前に、際立つ存在感を放つクルマが停まっていた。LEXUS LM500h EXECUTIVE――堂々たる風格と端正なたたずまいのせいか、多くの歩行者が通りすがりに振り返る。
オーナーである須藤信太郎氏は、「Burton Store Tokyo Kanda」で扱うスノーボードの販売を通じて、スノーボードの魅力を日本に広めるうえで大きな貢献を果たした人物である。ほかにもサーフィンやウェイクボードなど、いわゆる“横乗り系”スポーツを牽引してきた須藤氏は、乗るクルマと同様、鋭い眼光とカリスマティックなオーラを放つ。“似たもの同士”とでも表現したくなる二者は、どんな経緯で出合ったのだろうか。
「LEXUSからLMという新車種の発表があった際に、すぐに欲しいと思いました。まずは、そのスタイルに惚れたからです。納車は2024年。初めはやはり、このサイズのクルマなのだから6人乗りだろうと考えたのですが、実際にオーダーしたのは4人乗りのEXECUTIVEでした。決め手は、運転席との間に可動式パーティションがあって、リヤシート空間に完全なプライバシーが確保されていること。
たった2席だけの贅沢な空間ですし、飛行機のビジネスクラスのように、ほぼフルフラットにして休むこともできます。僕なんかは、そもそも人目を気にしないタイプですが、運転席からも隔絶されたプライベート空間が快適で、スノーボードなどで遊び疲れた帰りは、本当にぐっすり寝てしまいます。乗り心地もいいし、移動がまったく苦痛でなくなりました」
クルマが好きで、複数を所有する須藤氏。使い分けとして、このクルマはドライバーに運転を委ねるショーファーカーとして乗っている。走行距離を重ねる中で見えてきた真の魅力は、「LMという名のとおり、Luxury Moverというコンセプトにあります。何がラグジュアリーかというと、リヤシート空間の広さや質もありますが、走行時も停車時も、とにかく静かなんです。今こうして街中にいても、車内に戻ればリラックスできる。これぞ、プライスレスな価値だと思います」と語る須藤氏。さらに言葉を重ね、高度なレベルで確約された上質なプライバシーは、一人のときだけでなく、人を乗せるときにも享受し得るものだと話してくれた。
「大切な人をリヤシートに乗せて、プライベートな会話から業務上の機密情報まで、心置きなく話ができます。しかも、上質な空間と質感に身を委ねつつ“一緒に同じクルマに乗っている”という状況が、不思議とふだんよりも心の距離を縮めて、親密感を増してくれるような気がするんです。実は、尊敬する先輩がパーティション付きの特別なリムジンに乗っていて、それに乗せてもらったことが、このクルマをもつに至った原体験になっているのかもしれません」
選ぶ人を選ぶ、だからこそ面白い
LMについて語る須藤氏の言葉で印象的だったのは、このクルマの稀少性に対する矜持であった。
「そもそもこのクルマは、誰にでも乗れるわけではないと思うんです。存在感が強いから、立場も含めて人を選ぶ。だからこそ、愛着も誇りももてます。しかも、4人乗りのEXECUTIVEを選ぶ人は、さらに稀少でしょうしね。“これだ”と思って飛びついたオーナーが自分の周りにも何人かいますが、まあいい意味でユニークかつ秀でた人たちばかりです」
そんな稀少なクルマを、須藤氏はさらに唯一無二のものとしている。ツートンカラー仕様のカラーリングは、自らの好みでカスタムしたものだという。
「ボンネットや屋根といった上半分をシルバーに変えました。カスタムは、クルマ趣味における重要な楽しみですからね」
既製品をそのままの形で“受け取る”のではなく、自分の感覚に引き寄せて満足度を高める。そうした前のめりの姿勢もまた、実に須藤氏らしい。
世界を相手に、遊びの文化を届ける
須藤氏の仕事は、ひとことで説明しきれるものではない。まず、スノーボード用品の販売店を国内で7店舗展開し、関連するメンテナンス会社も傘下に収める。北米にあるスノーボードブランドのオーナーでもある。加えてEC事業の会社を4社、また輸入貿易業の会社も経営する。バーやカフェ、居酒屋などの飲食店は、国内以外に海外でも展開。特に力を入れているフィリピン・マニラでは、まもなく10店舗目がオープンする予定だ。さらに千葉県、長野県、北海道では宿泊事業も手がけている。
多岐にわたる事業は一見ばらばらなようで、その根底に流れているものは同じだと語る須藤氏。それは何かと尋ねると、「遊びとライフスタイル、つまり楽しく生きるために、何があるといいのかな、という問いに対する自分なりの答えでしょうか」との返事。いたずらっぽい笑みとともに、こう言葉を継いだ。
「気持ちとしては、自分の一番の楽しみでもあるスノーボードが主軸ですが、その周辺には着るもの、楽しむものとしてのアパレルがある。さらに、どんなところに泊まって、どんなものを食べたり飲んだりしようかというのもありますよね。結局、人が誰とどこへ行き、どう過ごし、何を楽しむかということを、自分のやりたいことと重ねて模索しているだけなんです」
自らの「やりたい、楽しみたい」に素直に従ってきた結果が今であると、謙遜しながら語る須藤氏。だが、ひとたび“ここぞ”のタイミングを見極めたときの行動の速さは、やはりアスリート並みだ。フィリピンで飲食店を展開する理由も、単なる海外進出ではなかった。経済成長が続くアジアの国を見渡したとき、フィリピンに大きな可能性を見いだしたのだという。
「フィリピンに、日本の食文化を伝えるという使命を感じている一方で、向こうにでかけると、今の日本にはないダイナミズムがあって、人間も元気いっぱいで、行くたびにワクワクさせられるんです。日本だけに留まっていてはダメだなと思いますね」
もちろん、現地での事業運営には、日本とは異なる難しさもあるという。「新店舗オープンのために何度も渡航していますが、予定日にオープンしたためしがありません。それでも憎みきれない現地の人たちの魅力があるので、懲りずにまた行ってしまうのですが」
原点は、雪の上にあった
須藤氏のキャリアの出発点は、現在の広範にわたる事業マップの中の、ほんの小さな点から始まった。もともとは、本気で競技スキーに打ち込む選手だった。高校は体育科、大学も体育学部。幼い頃から父親のロッジがあった長野県信濃町に通い、スキー一筋に生きてきた。ウィンタースポーツに対する情熱は、父親譲りだという。転機となったのは、学生時代にイタリア人コーチからかけられたひとことだった。
「スノーボードビジネスを手伝わないか、と誘われたんです。時代的にも、スノーボードが台頭し始めた頃で、海外に滑りに行くたびにマーケットのポテンシャルを肌で感じていました。大学を卒業して、さっそくコーチから言われたとおりに輸入業を始めたんです」
以来30年以上にわたり、ウィンタースポーツとともに歩み、その過程でビジネス領域を増やしてきた。
日本の雪は、世界に誇れる資源である
「世界を見てわかったこと、それは日本の雪資源の価値でした」と話を切り出した須藤氏。日本人が当たり前のものとして見過ごしているものに、世界から見れば極めて稀少な魅力があるという。
「日本の雪、とくに北海道や長野の雪質は、世界的に見てもトップクラスなんです。北欧もロシアも、寒いだけで意外と雪が少ない。これまでスキーが盛んだった北米やヨーロッパでは、地球温暖化によって雪が減っている。もちろん、日本でも温暖化の影響はでているけれども、それでも世界で一番コンディションのいいスキー場は今、日本にあるんです」
「シベリアからの強い寒気、そしてそこに水分を補給する日本海上の水蒸気、さらに山脈による上昇冷却といった奇跡のような自然条件の連鎖があってこその、豊富で良質な雪。これぞ、プライスレスな日本の宝なんです」
そうした視点から、須藤氏は「モノ」としてのスノーボード用品を販売するだけでなく、「滑る」を実際に日本で楽しむ体験に必須な「コト」事業としての宿泊業も育ててきた。長野県野尻湖や、北海道のニセコや札幌で展開する宿泊施設は、まさに日本の冬の遊びを世界中の人びとに体験してもらうための受け皿として考えられたものだという。
「自分も若い頃、さんざん世界で滑ってきたので。今度は世界中の人たちに日本で滑る楽しさ、遊ぶ楽しさを届けたい」―そういって、須藤氏はまたニヤリと笑った。
※車両停車中に撮影した画像のため、シートベルトは着用していません。
壊れないこと、快適なことの価値
須藤氏にとって、クルマは昔から特別な存在だった。バイクから始まり、クルマ、トラック、スノーモービル、船、ジェットスキー、ヘリコプターまで、「エンジンがついているものは全部好き」と話す須藤氏。「なんなら、別荘に置いてある芝刈り機だって大好きですから」とまで言い切るモーターヘッド(*英語の表現で「大のクルマ好き」の意味)である。
そのうえで、LEXUSを選ぶ理由を明快な言葉で語ってくれた。
「輸入車もいろいろ乗ってきましたが、LEXUSはいいクルマであるだけでなく、壊れない。その信用があります。遠くまで行っても、悪路を走っても大丈夫だろうという安心感はとてつもなく大きいですね」
LMで向かう先として多いのは、長野の野尻湖やその周辺のスキー場だという。滑り疲れ、サウナで整ったあとは、遠慮なくリヤシートで休む。
「LMだと、本当に疲れないどころか癒されるんです。移動時間そのものが快適だから、着いたときにすぐ動ける。それは大きな強みですよね」
移動の負担を減らし、限られた時間と体力に余白を生むこと。LEXUS LM500h EXECUTIVEは、須藤氏にとってそうしたかけがえのない価値をもたらす1台なのだ。
仕事が遊びで、遊びもまた遊び
多くの事業を回しながら、須藤氏の語り口には切羽詰まった緊張感のようなものがまるで感じられない。軽やかな自然体が、一緒にいる者をも朗らかにさせる。
「会社を大きくしようという気はないんです。従業員が毎日楽しくくらせれば、それでいい。ただ、ビジネスが下手ではないから、結果として自然に大きくなっているだけなんです」
その謙虚な言葉の裏には、数値目標を掲げて無理を重ねるよりも、物事を客観的に見て、自然な成長を積み重ねていくべきだという持論がある。
「ビジネスとは、ちゃんとお客さま目線で見られるかどうか。客観視して分析できるかどうかだと思っています」
そしてもうひとつ大切にしているのが、人とのつながりだ。先輩に可愛がられてきたからこそ、その恩を後輩へ返していく。そうした体育会的な倫理観も、須藤氏の中にはしっかり根づいている。
「よく“遊びが仕事、仕事が遊び”といいますが、僕の場合は“仕事が遊び、遊びも遊び”なんです」
そう話して笑う表情には、好きなことを貫いてきた人ならではの、伸びやかさがあった。
日本発のラグジュアリーを、もっと自由に
世界を知るがゆえに日本を愛する男である須藤氏は、LEXUSというブランドそのものにも強い期待を寄せている。日本発のブランドでありながら、世界で高く評価される存在。その立ち位置に、氏は大きな可能性を見ているのだという。
「LEXUSは、間違いなくジャパンブランドのトップだと思う。だからこそ、もっと日本の海や山を舞台にするアクションスポーツの世界にも目を向けて、応援してほしい。自分がLEXUSを好きなように、もっと若い世代にも好きになってもらえるはずです」
ゴルフだけでなく、サーフィンやスノーボード、スキーといったフィールドにも、LEXUSが寄り添っていく未来を見てみたい―。それは、遊びを愛し、世界を知る事業家ならではの率直な願いであり、提言でもあった。
須藤信太郎氏
株式会社トライアングルインターナショナル代表取締役社長。貿易事業(主にウィンタースポーツ用品の輸出入)、卸売業、販売業、インターネットでの販売業、オリジナル商品の企画製作、飲食店経営など、国内外で幅広く手がける。
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