「F SPORT PARTS（TRD）」
お乗りのLEXUSを手軽にアップグレード！
“極上の乗り心地”を叶えるTRD「F SPORT PARTS」

最新のテクノロジーと人の感性によって、乗り心地の質を変える！

“Pushing the Boundaries”のマインドセットのもと、高級車の概念を超え、常に革新に挑戦しつづけるLEXUS。その進化を“走り”の面で支える存在としてあるのが、トヨタカスタマイジング＆ディベロップメント（TCD）である。TCDは、レーシングカーの開発を行う一方で、そこで培われた技術を活かしたLEXUS各車種用のカスタムパーツやアフターパーツの製造も手がけている。

多くのファンを魅了するのが、より洗練されたスタイルにもつながるような機能美あふれるエアロパーツや鍛造アルミホイールと、走りの質をさらに磨き上げ、乗り味を今までにない次元にまで突き詰めるシャーシ関連のパーツだ。今回は「F SPORT PARTS（TRD）」のなかから、クルマの外見を変えることなく、走りの質だけを格段にレベルアップしてくれる「パフォーマンスダンパー®」EX Plusにフォーカスを当ててみる。

クルマ本来のパフォーマンスを引き出すために

サーキットコースと違い、普通の道路の表面は必ずしもスムーズでも平らでもない。そんな路面を走らせる時、固い鉄でできているはずの車体ではあるが、常に細かく振動し、軋み、歪んでいる。その結果、乗車する人が不快要素として感じるものが、オノマトペでいう「フワフワ感」「ヒョコヒョコ感」「ゴツゴツ感」といったものだ。

それをしなやかに受け止める、いわゆる“足回り”として知られるパーツがサスペンションであるが、「F SPORT PARTS（TRD）」ではそれ自体を強化するというのではなく、本来持つパフォーマンスを最大限引き出すための別の手段を探った。何かを引き上げると、他方で何かがへこむといったことが起きるのが、繊細なチューニングの世界。目指したのは、すでに完成された車体バランスを崩すことなく、“日本の道”を走るための最適化として“矯正”を施すことであったと、開発担当者は話してくれた。

そのために開発されたのが、今回ご紹介する「パフォーマンスダンパー®」EX Plusである。

前後バンパー近傍に1本ずつ取り付けられる「パフォーマンスダンパー®」は、さらにフロントではボディ補強のために、リヤではサスペンションの付け根部分の補強のために設置される「メンバーブレース」との組み合わせにより、車体の振動や変形、ねじれを軽減。つまり、ボデーに対して“粘性抵抗による減衰”を追加することで、乗り味の上質感を、目を見張るようなレベルで改善してくれるというわけだ。

先述したように、これはサスペンションを固めたり、強化するものではなく、サスペンションを“よりよく働かせる”ために機能するパーツであるからこそ、接地を安定させ、横Gを抑え、操舵性を向上させながらも、LEXUSならではの乗り味の上質感を一切損なうことなく、むしろさらに進化させてくれるのだ。

ヨーレートをも抑える効果は、ドライバーとパッセンジャーの両方にメリットとして体感できる。ハンドルの切り応え感が向上し、操舵力が軽くなることで、導入したドライバーからは「運転が上手くなったと感じるようになった」という声が多く聞かれるように。直進安定性もアップすることで、遠乗りする際など、以前よりラクに感じられるというメリットも。

他方で、リヤシートやパッセンジャーシートに座る者にとっては、不快な振動や揺れが軽減されることで、より快適なドライブが楽しめるように。つまり、ドライバーにとっては運転する楽しさが増幅しながら、同乗者にとっては乗り心地も改善されるという、理想的な進化である。開発においてものをいったのは、レースを舞台に培われた最先端のテクノロジーに加え、実際に人がどう感じるかを、テストドライブを繰り返すことによって得られた“感覚値的な味付け”として反映させるところにあったと、開発担当者は話す。

「走行中の振動によって『パフォーマンスダンパー®』が伸縮する幅だけでいえば、大抵の場合わずか1mmにも満たない数値だと思います。にもかかわらず、装着前とあとでは一般のドライバーにも『違いは歴然！』とおっしゃっていただけるほど、乗り心地が大きく変わります。クルマのチューニングというのは、それほどに奥が深くて面白いものなんですね。」

ご参考までに、ここでご紹介したLS500用の『パフォーマンスダンパー®』は全国のLEXUS販売店で申し込みが可能で、価格はメーカー希望小売価格198,000円。入庫のタイミングにもよるが、取り付け作業の所要時間はおよそ4.5時間の目安なので、非常にリーズナブルかつスピーディーに、今お乗りの愛車をアップグレードさせることができる。現在のところ、適合するのは2020年11月～2022年9月の車両となるが、LSのみならず、例えばIS、LC、UX、LMなどほかの幅広い車種にも装着が可能となっている。本記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひご利用の販売店に問い合わせてみてはいかがだろうか。

参考URL：https://www.trdparts.jp/lexus/