東京の注目店
東京の夜景と上質な料理を。パリ・ミシュランガイド三ツ星シェフが手がけた“大人の遊び場”「KEI Collection PARIS」

虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの最後のピースが登場

去年から話題にことかかない虎ノ門ヒルズ ステーションタワー・TOKYO NODE。今年3月に「KEI Collection PARIS」が登場し、49階の話題のレストランとして最後のピースを埋めた。

手がけたのは、パリのミシュランガイド・フレンチ分野でアジア人で初めて三ツ星を獲得した、小林圭氏。

「KEI Collection」は御殿場の「Maison KEI」、ザ・リッツ・カールトン東京の「Héritage by Kei Kobayashi（エリタージュ バイ ケイ コバヤシ）」に続き、小林氏の世界観を表現した日本で三軒目の店舗となる。

それぞれの店には、小林氏が考える明確なテーマがある。

彼がプロデュースした日本初のレストランである御殿場「Maison KEI」では、静岡の地産の食材を使い、その土地の恵みにフォーカスした。「Héritage by Kei Kobayashi（エリタージュ バイ ケイ コバヤシ）」では、自身が愛するフランス料理の真髄を未来に継承する新・正統派フレンチを表現。そしてここ、「KEI Collection PARIS」は、“東京”を感じながら、成熟した大人が楽しめるレストランだ。

料理のコンセプトは「グリル＆ガストロノミー」。上質な食材を、フレンチの手法である「グリエ」「ソテー」「ポワレ」「ロティ」などに日本の「炭火焼き」も加え、調理温度を1℃単位まで調整しながら、素材が本来持っている美味しさを引き出していく。

シンプルな料理法ゆえ、食材の仕入れには特に力が入る。黒毛和牛ほか、さざえ、鮑など日本ならではの食材もあるが、特に“日本産だけ“にはこだわらない。そのときの最高のものを世界各国から調達する。

これだけフレッシュで質のいい食材が集まるのは、小林氏の仕入れ力に加え、世界に誇る“豊洲市場”そして流通網を持つ東京だからこそといえよう。

こうして集めた極上の食材は、シンプルに、かつ創造性と遊び心を遺憾なく発揮した料理になってゲストを楽しませる。和牛ひとつとっても、シンプルにグリルしたものがあるかと思えば、海苔巻きになったものがあるなど、多面的にその魅力に触れることができるのがたまらない。

そして嬉しいのは、こうしたガストロノミックな料理をアラカルトで楽しめること。こうしたレストランで、日によって変わる素材の“お品書き”のなかからゲスト自身が料理を選び、食べたいものを好きなだけオーダーできるレストランは、ありそうでなかなかない。

世界中の人や文化が交錯するメルティングポット東京の夜景を眼下に見ながらの食事は、まさに今の“東京”の息づかいを肌で感じることができる。

もうひとつ、ぜひ覚えておきたいのがこのレストランのバーだ。

虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの49階には、おそらく東京で一番高い場所にあるプールがある。この場所に来ることができるのは、このフロアに入る二つのレストランのゲストのみだ。

東京の夜景を見下ろすプールは現在は観賞用プールのため、実際に入ることはできないが、「KEI Collection PARIS」にはテラスバーがあり、この“プール＆夜景”を眺めながらお酒を飲むことができる。

最近話題の虎ノ門界隈のレストランに行く前にさっと寄ってアペリティフを楽しむのもよし、「KEI Collection PARIS」のダイニングで食事をしたあとに場所を移して、ゆっくり食後酒を飲むのもいい。

上質な料理とアルコールが揃うのに、フレキシブルな使い方ができる。海外からのVIPなどのゲストをもてなすにも、非常に使いやすい良店だ。

KEI Collection PARIS

住所：東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワーTOKYO NODE 49階
URL：https://www.kei-collection.com/
営業時間：
レストラン／17時30分～23時（ラストオーダー：21時30分）
バー／17時30分～26時（ラストオーダー：25時）
定休日：火曜日・水曜日 ※貸切利用などで変更となる場合がございます。詳細はHPをご確認ください。
駐車場：あり（虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内）