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LEXUS LUXURY HOTEL COLLECTION
摩天楼を独り占め 。「ザ・リッツ・カールトン ノマド ニューヨーク」で最新のN.Y.を丸ごと味わう

N.Y.の高級ホテルといえばセントラルパーク沿いにずらりと並んでいるイメージがありますが、最近注目されているのは、その少し下のノマドエリアからミッドタウンにかけてのホテルです。なかでも2022年にオープンした「ザ・リッツ・カールトン ノマド ニューヨーク」は、摩天楼を独り占めする素晴らしいビュー、刺激的なレストラン&バーと、もっともN.Y.らしさを体感できるホテルとして人気を集めています。

Photo:Akiko Sato
Text : Misa Yamaji (B.EAT)

都会的な刺激と、オーガニックな癒しが混じり合う
ラグジュアリーホテル

コロナ禍が開けた今、N.Y.では日本と同様、次々に新しい話題のホテルがオープンしています。

アンディ・ウォーホルらが愛した「チェルシー・ホテル」が11年ぶりに復活し、ニューヨークの老舗デパート「バーグドルフ・グッドマン」の目の前には「アマンニューヨーク」が登場。そんなホテルラッシュのなかでも注目を集めているのが、「ザ・リッツ・カールトン ノマド ニューヨーク」です。

低層階のビルが立ち並ぶ下町エリアに登場した「ザ・リッツ・カールトン ノマド ニューヨーク」。

ホテルがあるのは、古くから花問屋街として地元の人びとに親しまれてきたエリア。どこか下町のような空気が漂うブロードウェイと28番街の交差点のすぐ近くに、突如として現れる50階建てのビルが「ザ・リッツ・カールトン ノマド ニューヨーク」です。

正面にタクシーをつけると、ひっそりとたたずむ黒い大きなドアの前に立つドアマンが、すかさず荷物を降ろすのを手伝ってくれます。

ドアマンに誘われ、“ここがホテルの入り口?”と少し不安になるほどに存在感を隠している大きな扉をくぐれば、そこは別世界。

目の前に飛び込むのは、いかにもN.Y.らしいコンテンポラリーなデザインのロビー。花問屋街という立地への敬意を表してか、いたるところに花や植物がディスプレイされ、自然と都会的なデザインが融合した心地よい空間が広がります。

1階のロビーラウンジの奥にはバーが。

この記事を読んでいる方のなかには、N.Y.のリッツ・カールトンといえば、セントラルパーク目の前のリッツ・カールトンを思い出す方も多いかもしれません。

クラシックでエレガントな「ザ・リッツ・カールトン・ニューヨーク・セントラルパーク」に対し、N.Y.で2軒目のリッツ・カールトンブランドとなる、「ザ・リッツ・カールトン ノマド ニューヨーク」は、モダンでエネルギッシュなイメージ。

こちらのほうが、マンハッタンの中心で感じるN.Y.らしい刺激と、羽をゆったりと休められる静けさが共存する、今の時代を反映したホテルなのです。

エレベーターはタッチパネルの自動運転。

今の時代を反映しているといえば、エレベーターも最新設備。なんとエレベーターのなかにはボタンが一切なく、エレベーターホールのパネルで自分の行きたい場所をタップして、キーをかざせば、自動的に指定した階に止まる仕組みです。

また、ホテルのディレクトリは二次元コードを読み取り、スマホで確認するシステム。コロナ禍を経てオープンしたホテルならではの、接触に配慮したシステムがそこかしこに取り入れられています。

マンハッタンビューのスイートルームの一例。時間ごとに表情を変える摩天楼群は眺めていて飽きない。

宿泊は、マンハッタンルームの上層階以上のカテゴリーでぜひ。

このホテルの魅力はなんといっても、窓から望むN.Y.らしいスカイライン。エンパイア・ステート・ビルディングから自由の女神まで、マンハッタンを代表する名所が一望できるのです。これ以上“ザ・ニューヨーク”を感じられる景色は、ほかにあるでしょうか?

マンハッタン・キングルーム上層階。

部屋のカテゴリーはキングルームからスイート、さらに低層階から上層階までと細かく分かれていて迷うかもしれませんが、セレクトのポイントはどんな景色とともに過ごしたいか”ということ。

絵に描いたようなN.Y.の街全体を眺めるならば、マンハッタン・キングルーム上層階を。あるいは、迫力のあるビル群を間近に感じたいならハドソン・キングルーム上層階もいいでしょう。

このホテルは窓からの眺めの違いで滞在の満足度が格段に変わってきます。

地下にあるスパのレセプションエリア

そして、こちらのホテルの魅力はいくつかあるのですが、筆者が滞在中何度も通ってしまったお気に入りが、スパエリアのサウナ。

スチームサウナとドライサウナ、リラクゼーションルームを完備し、滞在中は何度でも自由に使うことができます。寒いN.Y.の街を歩いて冷え切ったからだをすぐに温められるのは、嬉しいポイントでしょう。

上/サウナ後クールダウンできるリラクゼーションルーム。下/ゆっくりとくつろげるドライサウナ。

館内にプールはありませんが、最新の機器が揃うジムやスパ・マッサージルームも完備。
からだを温めてからメンテナンスすることもでき、旅の疲れを“その日のうちに”ケアすることが可能です。

今のN.Y.を反映している、人気のレストラン&バー

そしてもうひとつの魅力が、オープン以降人気を誇るN.Y.らしいダイニングアウトを楽しめるレストラン&バーです。

最上階のバー「ヌベルズ」。270度窓ガラスの絶景が広がる。16時からオープンしているので暮れなずんでいく時間を楽しむのも一興。

滞在が決まったら、ぜひ、最上階のルーフトップバー「ヌベルズ」をまず予約しましょう。こちらは、2023年8月の「Time Out」記事でも「ニューヨーク ベスト ルーフトップテラスバー」で3位に選出されるなど、ニューヨーカーや観光客にも人気の予約困難の人気店なのです。ホテルゲストはもちろん優先的に予約できるので、直前でなければプラチナシートに座ることができます。これぞ滞在している醍醐味です。

店名の「Nubeluz(ヌベルズ)」は、スペイン語で雲を意味する “nube”と光を意味する “luz”を組み合わせたもの。地上150mを超える雲の上から眺めるようなN.Y.の夜景は、息を呑むほどドラマティック。

この日オーダーしたのは、雲をイメージした塩味の泡立てた卵白が乗った「マルガリータ」。

屋外のルーフトップテラスはもちろん、中のルビー色のシックなソファからも、270度広がる絶景を眺めることができます。

ここで頼むべきは、この場所からインスパイアされた伝統と革新が溶け込んだ各種のカクテル。霧が立ちこめるマンハッタンを思わせる「フォギー・ヒル」や、雲を思わせる軽やかな塩の泡を乗せたマルガリータなどを飲みながら、バーテンダーと会話を交わし、マンハッタンの夜景を見降す。マンハッタンを堪能するアペリティフとしてこれ以上ない時間がここにはあります。

1階のレストラン「ザイティニヤ」。

「ヌベルズ」のほかにも、「ザ・リッツ・カールトン ノマド ニューヨーク」には1階のラウンジ&バー、中東料理からインスパイアされた「ザイティニヤ」、2階のファインダイニング「ザ・バザール」がありますが、これらすべてミシュランガイド星付きレストランを含む30軒のレストランを展開しているスターシェフ、ホセ・アンドレス氏が監修しています。

ディナーをするなら、ホセ・アンドレス氏が慶長遣欧使節のストーリーからインスパイアされたというファインダイニング「ザ・バザール」か、1階の「ザイティニヤ」という選択肢がありますが、ここはカジュアルな「ザイティニヤ」がおすすめ。

オーセンティックな中東料理から、リファインされたメニューまで豊富なメニューが魅力。小皿で少しずつ頼めるのも楽しい。

ホセ・アンドレスシェフが長年研究してきたトルコ・ギリシャ・レバノン料理をベースにした伝統と革新が融合するヘルシーなメニューを提供するこちらのレストランは、140席が連日満席となる大人気のレストラン。

ホテルゲストはもちろん、ファッショナブルなニューヨーカーたちでにぎわう様は、まさに今のN.Y.のダイニングシーンを体感できる場所です。

リッツ・カールトンに入っているレストランにもかかわらず、1人三皿程度食べて飲んでチップ込みでも100ドルでお釣りがくるカジュアルさも魅力です。

滞在するだけで、N.Y.のエネルギーを感じる

目もくらむようなマンハッタンの夜景に、N.Y.ならではの心地よい喧噪、そしてメルティングポットのようなさまざまな国のエッセンスを感じる食体験・・・。

ホテルの中だけでも、マンハッタンのホテルらしい刺激に満ちた1日を過ごせるのです。

マンハッタン・キングルームで目覚めると、ベッドからこの景色!

そんな、N.Y.を体ごと感じる体験は、朝目覚めた時にも訪れます。

時差ぼけで早く目覚めた朝のご褒美は、宿泊者だけが味わえる絶景。朝5時半にベッドに寝転んだまま枕元のボタンでシェードをあけたらこんな絵にかいたようなマンハッタンの風景が現れるのです。

まるで見えない巨人の手が積み上げたかのような建築物群が生み出す美しい景色からは、N.Y.という街に眠るエネルギーを感じることができました。

館内にはいたるところに花が飾られている。

そして、最後にお伝えしたいホテルのもうひとつの魅力は、立地のよさです。

地下鉄の28th駅からは徒歩1分。物価高のN.Y.はタクシーやウーバーもちょっと乗るだけでかなり高額になってしまうので便利な地下鉄移動が基本になります。マンハッタンの地下鉄はかつてよりも安全ですし、どこにでもいけるので、街歩きをすればするほどホテルが駅近であることにメリットを感じることでしょう。

また、ミシュランガイド三ツ星レストラン「イレブン・マディソン・パーク」や、世界のベストレストランでも注目の「ATOMIX」など、今人気のレストランも徒歩圏内。レストランホッピングにも最適な場所なのです。

ニューヨーカーになった気分で、ホテルを拠点にいろいろな場所を楽しむ。そんな街に溶け込むような滞在が叶います。

The Ritz-Carlton New York, NoMad

住所:25 West 28th Street, New York, New York, USA, 10001

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マリオット・インターナショナル特典(一例)

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●ウエルカムアメニティ&レター
●毎朝食無料(1室2名さま分)
●ホテルクレジット($100相当/滞在)
●お部屋のアップグレード(到着時の空き状況による)
●アーリーチェックイン(ホテルの空室状況による)
●レイトチェックアウト(ホテルの空室状況による)

料金

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