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LEXUS車で巡りたい美術館

春の陽気とともにドライブを楽しむ季節の到来です。風景に溶け込む愛車のシルエットを楽しむのと同様に、美しい建物や荘厳な景色の映えるさまは、それだけで心を満たしてくれます。今回は愛車との光景がマッチングする“映えるミュージアム”を紹介します。

Text:Daisuke Katsumura

那珂川町馬頭広重美術館(栃木県)

天童広重数十点を含む歌川広重の肉筆画40点以上を含め、国内最大級の広重コレクションを有している広重ファン必見の施設が那須にある那珂川町馬頭広重美術館です。ほかにも歌川派の浮世絵や明治期の版画、油絵など、約4500点の貴重なコレクションを収蔵・展示しています。ちなみに切妻の大屋根を持つ美術館の建物は、隈研吾氏による設計で、多くの賞を受賞しています。訪れた際は館内だけでなく、建物にも目を向けて見てください。

住所:栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9
電話:0287-92-1199
URL:http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/

美ヶ原高原美術館(長野県)

美ヶ原高原美術館は、長野県の美ヶ原にある屋外彫刻を中心とした美術館で、箱根彫刻の森美術館とは姉妹関係にあるそうです。標高2000m以上の高地にあるため、美術館へと向かうビーナスラインが通行止めとなる冬季は休館となってしまいます。自然の高山植物が咲き乱れるおおよそ4万坪という広大な敷地に、約350点の現代彫刻が点在しているほか、屋内展示場にも数多くの収蔵品が展示されています。全て回るなら、スニーカーで訪れることをオススメします。

住所:長野県上田市武石上本入美ヶ原高原
電話:0268-86-2331
URL:https://www.utsukushi-oam.jp/

石川県輪島漆芸美術館(石川県)

石川県にある輪島漆芸美術館は、日本の伝統技術である漆芸を専門に扱う世界で唯一の美術館です。正倉院をイメージしたという特徴的な建物の中に、輪島漆器だけでなく、日本国内はもとよりアジア各国の漆芸品を数多く展示しており、漆器の歴史や製作工程も紹介されています。また美術館に隣接した「漆の里広場」では約14000平米の広大な敷地にうるしや漆器の木地となる樹木が植えられており、散策コースとなっています。

住所:石川県輪島市水守町四十苅11
電話:0768-22-9788
URL:https://www.city.wajima.ishikawa.jp/art/

国立西洋美術館(東京都)

東京の上野恩賜公園の中にある国立西洋美術館は、その名の通り、西洋の美術品を多く収蔵する美術館です。この美術館は、世界的に著名な建築家、ル・コルビュジエがデザインしたことでも多くの人に知られていて、本館部分は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として世界文化遺産に登録されています。また徒歩圏内に上野の森美術館や、国立科学博物館、東京都美術館、東京国立博物館など、数多くの美術館、博物館が林立しており、散歩がてらに美術館のハシゴを楽しむこともできます。

住所:東京都台東区上野公園7-7
URL:https://www.nmwa.go.jp/
※2020年10月19日(月)から2022年春(予定)にかけて館内施設整備のため休館中

伊万里・有田焼伝統産業会館(佐賀県)

かつて鍋島藩直営の窯が置かれ、今も伊万里焼きの窯元が数多く軒を連ねる大川内山地区にある伊万里・有田焼伝統産業館。伊万里市が運営する同館は、伊万里及び有田地区の窯元の作品だけでなく、古伊万里や鍋島といった古陶磁を数多く展示しており、地元の陶磁器に特化したミュージアムとなっています。また関連資料の展示も充実しており、伊万里焼の基礎を学ぶことができるので、窯元巡りの前に立ち寄るのがオススメだそうです。

住所:佐賀県伊万里市大川内町丙221-2
電話:0955-22-6333
URL:https://www.city.imari.saga.jp/4483.htm

※施設の定休日、営業時間等は各自お問い合わせください。緊急事態宣言下で営業を自粛、または営業時間の短縮を行なっている施設もあります。訪れる際には、事前にお調べいただくことを推奨します。

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