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ロレックスの銘品の魅力をジャーナリストが解き明かす
「ロレックス オイスター パーペチュアル」。多彩な表情をもつ
現代の“リファレンス・ウォッチ”

「オイスター パーペチュアル」には、2025年に遊び心あふれる多彩なパステルカラー/ニュアンスカラーのダイアルが登場。技術的イノベーションはいうまでもなく、デザイン面によっても継続的に刷新されており、スイス腕時計の代名詞としての地位を揺るぎないものにしている。クルマと時計、それぞれに精通する人気ジャーナリスト数藤 健氏が、時計界の“リファレンス”的名作の魅力と実力を解説する。

Text:Ken Sudo
Edit:Shigekazu Ohno(lefthands)

ロレックスの名声を確立した、初の防水腕時計

オイスター パーペチュアル 36(Ref.126000) ベージュダイアル。自動巻、オイスタースチール、100メートル防水、パワーリザーブ約70時間。996,600円(税込み)。

ロレックスの創立者は、ドイツ生まれのハンス・ウイルスドルフ(1881-1960年)。彼の防水性能に対する飽くなき追求が実り、世界初の防水腕時計「オイスター」が発表されたのは1926年のこと。特許取得のスクリュー式のベゼル、バックケース、リューズを採用した独創的なシステムによってケースは完全に密閉され、ムーブメントの大敵であったほこりや水からの保護が実現された。

1926年発表の初代オイスター。左がクッション型ケース、右が八角形ケース。

とはいえ、手でゼンマイを巻かなければならない限り、リューズを緩める必要が生じる。そこから時計の防水性能が損なわれ、スムーズに機能しなくなる可能性があった。ロレックスはこれを改善するために、両方向に回転するローターを搭載した腕時計用の自動巻機構「パーペチュアル ローター」を開発した。このローターは、現代の自動巻システムの先駆けとなった。

左が1931年発表の初代オイスター パーペチュアル。右が同年のパーペチュアル ローターを搭載したムーブメント。

進化を止めない、普遍的な腕時計

「オイスター パーペチュアル」は、1926年に発表され、ロレックスの名声を確立した初の防水腕時計=オイスターの直系モデルだ。

計時精度、防水性オイスターケース、パーペチュアルローターを搭載した自動巻ムーブメントといったオイスター パーペチュアル コレクションの基本的な特徴と、普遍的でクラシックなスタイルをもつ。ミドルケースがオイスタースチール(ステンレススチール)の塊から削り出されていることは、よく知られている。

オイスター パーペチュアル28(Ref.276200) ラベンダーダイアル。自動巻、オイスタースチール、100メートル防水、パワーリザーブ約55時間。914,100円(税込み)。

この時計は、ポリッシュ仕上げのドームベゼルや、ミドルケースとブレスレットの上部のサテン仕上げなど、今日のコレクションの多くのモデルの象徴となっている要素を採用してきた。3本のセンター針とアワーマーカー(バー・インデックス)を配し、時計の本質に重点を置いた洗練のデザインが目を惹く。

オイスタースチール製のオイスター パーペチュアルは、ロレックスモデルで唯一28、31、34、36、41ミリメートルの5つのサイズを展開。信頼性の高さから“質実剛健なツール”のイメージがあったが、近年は彩り豊か、かつ特徴的な新しいダイアルのカラーとデザインにより、スポーティーで現代的なルックスに進化を遂げている。

2025年にはベージュ、ラベンダー、ピスタチオの3色が新たに新登場。柔らかくフレッシュで明るいこれらのパステルカラーダイアルは、マット(艶消し)仕上げ。ラッカー仕上げのダイアルには従来のキャンディーピンク、グリーン、ターコイズブルーに加えてメッドブルーとブラックの2つの新色が追加された。あらゆるユーザー・着用者に合う、多様性の時代を象徴するダイアルバリエーションである。

オイスター パーペチュアル 41(Ref.134300)。この41ミリメートルモデルはスリムなクラスプと微妙なデザインの再設計で、よりエレガントになったケースを新採用。ピスタチオダイアル。自動巻、オイスタースチール、100メートル防水、パワーリザーブ約70時間。1,045,000円(税込み)。

自社開発・製造の高精度自動巻ムーブメント

オイスター パーペチュアルは、ロレックスが完全自社開発・製造した機械式自動巻ムーブメント、キャリバー 2232(オイスター パーペチュアル 28、31、34)、またはキャリバー 3230(オイスター パーペチュアル 36、41)を搭載している。

上がキャリバー2232、下が3230。ムーブメントには美しい仕上げと装飾が施されている。2023年から3230の回転錘には“Chronometer Perpetual”、ブリッジに“Superlative Adjusted”の文字が刻まれている。

キャリバー 2232は、ロレックスが製造した特許取得のシリコン製シロキシ・ヘアスプリングを備える。このヘアスプリングは強い磁場への耐性に加え、温度変化にさらされても高い安定性を保ち、耐衝撃性にも優れる。特許を取得したその形状により、あらゆる向きにおいてキャリバーの等時性も保つ。常磁性ニッケル・リン合金製のガンギ車も備わる。

キャリバー 3230には、ニッケル・リン合金製の特許を取得したクロナジー エスケープメントを採用しており、高いエネルギー効率と信頼性を両立し、強い磁場にも耐えることができる。ロレックスが常磁性合金で製造したブルー パラクロム・ヘアスプリングは、強い磁場への耐性に加え温度変化にさらされても高い安定性を保ち、耐衝撃性にも優れる。また「ロレックス オーバーコイル」を搭載しており、あらゆる向きにおいてキャリバーの等時性を保つ。

安全性と快適な装着感を提供するオイスターブレスレット。

オイスター パーペチュアルは、オイスタースチール製の3列リンクの「オイスターブレスレット」を備えている。このメタルブレスレットは、自社設計したフォールディングタイプのクラスプと、イージーリンク(エクステンションリンク)を搭載。このシステムによりブレスレットの長さを簡単に約5ミリメートル延長することができ、あらゆる場面で快適な装着感を提供する。

素晴らしい色彩の創造性で再解釈された“究極のクラシック”。ロレックスの世界へのゲートウェイでもある。

100年にわたり、技術面・デザイン面双方のイノベーションにより進化を続けてきた、本質的にタイムレスな存在が「オイスター パーペチュアル」。豊かなダイアルバリエーションを誇る“モダン・リファレンス・ウォッチ”は、日常・普段使いにおける最高のパートナーとなることだろう。

問い合わせ
日本ロレックス

電話番号:0120-929-570