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革新的な日本酒。元シャンパーニュ界のレジェンドがつくる「IWA 5」とは

ドン ペリニヨンの元醸造最高責任者が造る酒

日本酒の世界は静かに多様に進化し、今まさに百花繚乱の時代。
蔵の個性や土地の味わいを大切にしながらも、グローバルな感性で新しい表現を探る酒が増えている。

その代表格といえるのが「IWA 5」だろう。なんとこの酒を造るのは、シャンパーニュ「ドン ペリニヨン」を醸造最高責任者として28年間率いたリシャール・ジョフロワ氏。

そんなジョフロワ氏が富山県の白岩で、プレステージと呼ぶにふさわしい日本酒造りに情熱を傾けているのだ。

なぜシャンパーニュ造りの名手が日本酒を醸すようになったのか。それは1991年の初来日時から数え切れないほどの訪日で少しずつ積み重ねていった日本への愛情、そして日本酒という発酵文化への強い興味だった。年を追うごとにいつか自らの手でつくってみたいと願うようになったのだという。

その夢を現実に導いたのが、建築家・隈研吾氏の紹介による出会いだった。富山の老舗「桝田酒造店」の桝田隆一郎氏である。伝統と革新を融合させた酒造りへの共鳴が生まれ、二人は理想の地を探して富山各地を巡った。

そのなかで、二人が行き着いたのが、立山連峰を望む富山県・白岩だった。

雪解け水の清らかさ、冬の厳しい寒さ、美しい山並み。静かな自然に包まれたこの地こそ、新しい酒を醸すのにふさわしい場所だと確信した。こうして、2019年に株式会社が設立され、2021年にはこの地にIWAの酒蔵が完成したのだ。

シャンパーニュの技法で革新的な日本酒を

IWAがほかの日本酒と決定的に違うところは、伝統的な酒造りに敬意を払いながらシャンパーニュの技法である“アッサンブラージュ”という手法を用いているところだ。
シャンパーニュにおける“アッサンブラージュ”とは、複数のブドウ品種や異なる区画のワインの原酒を組み合わせることで、一本のボトルに複雑で奥行きのある味わいを実現すること。

この考え方を応用し、IWAでは山田錦・雄町・五百万石という3種の酒米と、5つの酵母を用い、毎年20種類前後の原酒を伝統的な手法で醸す。さらにそこに貯蔵された熟成酒を含めた約50種類の原酒の候補の中から、ジョフロワ氏の感性と経験により、緻密にブレンドをしていく。

そのブレンドを終えたボトルは1年半の瓶内熟成を経てはじめて世に出る。そのプロセスは、まるで複数の音色を束ねながらひとつの旋律を奏でるオーケストラの指揮のような作業だ。

こうして繊細に造られるIWAは、複雑さや奥行きのある心地よいバランスが特徴的な日本酒になる。芳醇でありながら軽やかさもある味は、日本料理のみならずフランス料理などにも合うため、ミシュランの星付きレストランなどに置かれ、瞬く間に人気となった。

毎年リリースされる「IWA 5」は、年を追うごとに少しずつ進化する日本酒だ。その年ごとに味わいも異なる。だからこそ、その年のアッサンブラージュを求めて、一年を締めくくるのに、あるいは新年を迎えるのにふさわしい特別な日本酒といえよう。

ここではTS CUBIC SHOPPINGで購入できる、ギフトボックスセットを紹介する。

TS CUBIC SHOPPINGで販売

IWA 5 Assemblage5 Gift Box[al]

「アッサンブラージュ5」は、IWAの探求がひとつの成熟に達した一本。絶妙に呼応しあう温かみ、重厚感、活力は、前衛的な個性を感じさせ、パレット（味わい）とノーズ（香り）のコントラストが引きたつ。純粋でバランスのとれたフルーティーでフローラルなアロマと、渋みを帯びた穏やかな奥行きが、確かな重層感をもたらす。

それゆえ、繊細で淡白なものから濃厚でしっかりとした味わいの料理まで合わせられる包容力があり、食事の最初から最後まで、多彩な料理とのペアリングを可能にした。

IWA 5 Assemblage 6 Gift Box

「アッサンブラージュ6」は気品と精緻を極めた一本。「アッサンブラージュ5」よりもややドライに仕上がり、味わいはすっきりと直線的で、途切れることなくクリアな響きを保つ。果実、花、海の要素が自然に溶けあい、時間とともにブリオッシュのようなバターのニュアンスが広がり、豊かな質感を加える。フィニッシュは長く、立体的で、それぞれの要素が共鳴しあい、IWA特有のバランスと複雑さが最後まで続く。

ギフトボックス入りなので、お世話になった方への贈り物にも。舌の肥えた方にもきっと喜んでもらえること間違いなしの一本だ。

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。妊娠中・授乳期の方の飲酒は避けてください。

今回ご紹介した「IWA」については、以下リンクよりご購入いただけます。