Iconic Jewelry
自分らしくいるために持ちたい。進化を続けるアイコンジュエリー

欲しいのは、“自分のアイコン”になるジュエリー

アイコン、それは憧れや崇拝の的となる象徴的な存在のこと。

そもそもはラテン語で聖画像を意味する「icon」の英語読みであるアイコンは、時代の中でファッションやジュエリー＆ウォッチブランドの代表的な意匠を指す言葉として使われるようになった。

そのモチーフは多岐にわたり、何をどうデザイン化し、アイコンコレクションとするかを見比べると、それぞれのブランドの個性が見えてきて興味深い。

第一は、紀元前からジュエリーのモチーフとなってきた動物や植物。人はその生命力や美しさに意味を見出し、例えば蝶は飛躍や成長、麦の穂は豊穣、ブルガリの「セルペンティ」コレクションのモチーフである蛇の場合は、再生や変容や富の象徴とされている。

ジュエリーブランドのアイコンには、人と人との関係性をあらわすモチーフも多い。絆や結びつきを象徴するリボン、心や幸運への扉を開き邪悪なものから守る鍵などは特に人気が高い。錠前のモチーフから進化した「ティファニー ロック」も、大切なものを象徴する普遍的なシンボルだ。

ジュエラーが自らの歴史を振り返り、アーカイブから新たなアイコンを生み出す例もある。王侯貴族のティアラを手がけてきたショーメが顧客であったナポレオン1世の皇后の名を冠して展開している「ジョゼフィーヌ」は、その代表といえるだろう。

ブランドがそのモチーフに込めた意味やストーリーを理解すると、アイコンジュエリーはより魅力的に見えてくる。そして、ブランドを象徴するという意味だけでなく、自分らしさを表現するモチーフとして身につけたくなるだろう。

ここでは、各ブランドのアイコニックなジュエリーの“今”をご紹介する。その背景に流れる物語とともに、お気に入りを見つけてほしい。

身につける人を守護するブルガリ「セルペンティ」

蛇は古代から無限の変容と復活の象徴と考えられてきた神話的なアイコン。イタリア語で蛇を意味するブルガリの「セルペンティ」は、1948年に時計からスタートした。“トゥボガス”と呼ばれる独自のモジュール構造で蛇のように手首に巻きつくかつてない大胆なデザインのウォッチから始まったコレクションは、ジュエリーやレザーグッズへとアイテムを拡大しながら80年近く人気を集めつづけている。

ブルガリ（ブルガリ・ジャパン）

電話番号：0120-030-142
URL：https://www.bulgari.com/ja-jp/

心の鍵を解き放つ「ティファニー ロック」

魔物や災難から大切なものを守る意味を持つ錠前のモチーフ。2022年にデビューした「ティファニー ロック」は、アーカイブに収蔵されていたパドロック（南京錠）のブローチにインスパイアされたコレクションだ。永遠に守り抜く愛の力を表現したモダンなジュエリーは、パドロックの機能性を想起させる画期的な留め金のメカニズムで、ブランドの新たなアイコンとして不朽の愛の力の象徴となった。

ティファニー（ティファニー アンド カンパニー ジャパン インク）

電話番号：0120-488-712
URL：https://www.tiffany.co.jp/

皇后の宝冠を再解釈したショーメ「ジョゼフィーヌ」

創業者マリ＝エティエンヌ・ニトが後にフランス皇帝となるナポレオン1世 を馬車の事故から救ったことで、フランス王室御用達ジュエラーとなったショーメ。「ジョゼフィーヌ」コレクションは200年以上にわたってメゾンのミューズとなっているナポレオン1世の皇后の名を冠している。頭に飾る羽根付きの宝飾品を表現したリングは、ブランドにとって特別なアイテムであるティアラをアイコン化し、プリンセスの気分を味わわせてくれる。

ショーメ

電話番号：03-5635-7057
URL：https://www.chaumet.com/jp_ja/