東京ミッドタウン日比谷「LEXUS MEETS...」
急速充電中に味わえるLEXUSの「おもてなし」を体験。レクサス充電ステーションを通して受けられる優待特典とは
LEXUSには現在2モデルの完全電気自動車(BEV)をラインアップしているが、こうしたBEVを所有するにあたって避けて通れないのが充電問題である。LEXUSが2023年6月、東京ミッドタウン日比谷にオープンした「レクサス充電ステーション」では急速充電の待ち時間を利用した特別なサービスを提供している。こうした充電ステーションをLEXUSは今後2030年までに、全国約100カ所でオープンすることを目標にしている。今回はその充電ステーションでの体験を通して得ることのできるLEXUSの「おもてなし」を取材し、その新たな価値について考えてみた。
Text:Yusaku Kawachi
Photo:Hidekazu Nagamoto, LEXUS
LEXUSがずっと大切にしてきた「おもてなし」の新たなカタチ
クルマを通して得ることのできる体験は無限大だ。ショッピングモールなどへのお買い物も、はたまた徒歩や公共交通機関では行くことの難しい場所へのドライブもできる。そうした意味で、クルマを所有することは何ごとにも変えがたい価値あるものだと信じている。
そしてLEXUSというプレミアム・ブランドを手にした人たちは、その「所有する」という悦びを、より多角的に享受できるだろう。すなわち、極上の快適性や仕立てのよい質感、LEXUSオーナーだけが体験できる「おもてなし」である。
その一流ホテル顔負けのホスピタリティは、多くの顧客を虜にしてきた。「レクサスオーナーズデスク」や「レクサスオーナーズラウンジ」がその最たる例であるが、所有することにさらなる付加価値を与えるLEXUSの「おもてなし」は、いつか所有したいと願う人にとってまさに憧れの世界なのである。
そしてLEXUSは2023年に、そのおもてなしの世界観を体現した急速充電ステーション「レクサス充電ステーション」を東京・日比谷にオープンした。
これは完全予約制の急速充電ステーションで、LEXUS Electrified Program対象者は専用スマートフォンアプリ「My LEXUS」を通じて、その他の一般ゲストはWEBサイトを通じて、予約からお支払いまでシームレスに行うことができる。中でも最大の魅力は、充電中の時間を利用したLEXUSならではの体験サービスが受けられることである。
今回はそのサービスを実際に体験して「おもてなし」の世界に浸るべく、東京ミッドタウン日比谷内に設置されたレクサス充電ステーションへ、LEXUSのBEV第一弾として2020年にデビューした「UX300e」とともに向かうことにした。
充電完了までの時間を気にせずショッピングやカフェ時間を楽しめる
レクサス充電ステーションは完全予約制ゆえ、駐車時間を事前に予約する必要があるのだが、ここで驚いたのはその予約可能な駐車時間の「余裕」である。
LEXUSのBEVオーナーなら最大60日前から「My LEXUS」で事前予約が可能、さらに最長4時間まで充電ステーションのスペースを確保することができる。つまり、基本的に車両の充電中に限り駐車できるという通常の公共急速充電ステーションとは異なり、充電完了までの時間を気にせずショッピングやカフェでくつろぐこともできるのだ。
予約した時間にUX300eで充電ステーションへ向かうと、車室前に備わる駐車スタンドバーが格納され「ここに停めてください」とでも言うように、予約したスペースが誘導のためにライトアップされた。何とも特別感ある演出である。
急速充電器にはLEXUSのロゴが入った専用デザインが採り入れられ、まるでホテルの車寄せのような雰囲気さえ漂う充電ステーションは、気分を高めてくれる。
さっそく充電を開始する。さて、何をして過ごそうか。これまでのBEVオーナーであれば、急速充電の目安時間である30分を使って車内で過ごしたり、飲み物を買いにサッとでかけたりしたのだろうが、ここは違う。過ごすことができる時間に「余裕」がある。
前述のとおり、この充電ステーションを利用する人は充電の待ち時間を利用してLEXUSならではのサービスを体験できる。
そして、今後2030年までに全国約100カ所を展開予定の充電ステーションそれぞれによってサービス内容は異なるという。今回訪れた東京ミッドタウン日比谷では、同施設1階に位置する「LEXUS MEETS...」での無料優待などで、そこではスイーツやドリンクのサービスを受けることができる。
充電時間に楽しむLEXUS MEETS...での優雅なひととき
「LEXUS MEETS...」は2024年4月にリニューアルオープンした、和スイーツと日本各地の魅力を楽しむカフェラウンジである。LEXUSオーナーはもちろん、誰でも利用できる施設で、ここで受けられる充電中の特典の種類はとても多い。
具体的には、東海道や中山道など五街道で出合う土地をそれぞれの餡で表現した「日比谷 五街道団子」とコーヒーまたはティーセット、愛知県蒲郡で長年愛される甘味処「秀月堂」監修のかき氷といった和スイーツ、そして小林可夢偉氏監修のこだわりのコーヒー豆を使ったドリンクなど、無料サービスの域を超えた内容である。
今回いただいたのは、「LEXUS MEETS...」のシグネチャーメニューであり、もっともボリューミーな「日比谷 五街道団子」のドリンクセット。ひとくち食べてハッキリと感じられる味のホンモノ感は、LEXUSの製品に触れたときに感じる格別さに近い感覚だ。と、食レポを楽しみながらLEXUSの世界観にたっぷり浸っていると「My LEXUS」から充電完了の通知である。だが、焦る必要はない。時間に余裕のある予約ができる充電ステーションならではの、なんて優雅な体験だろうか。
クルマも自身の心も満たされ、充電ステーションへ戻る。そして再び、UX300eのハンドルに触れ、走り出す。まったく充電待ちが苦痛に感じない、むしろ積極的に訪れたくなる、そんな充電体験だった。
LEXUSの「おもてなし」をBEVオーナーはより味わうことができる
ここ日比谷のほかに、すでに軽井沢コモングラウンズに充電ステーションがオープンしており、そこでは同施設内のコワーキングスペースを優待で利用することができるという。まさに訪れる地域、施設によってさまざまな「おもてなし」がそこで待っている。そして今後、レクサス充電ステーションが拡充されていくことは何とも楽しみなことである。
「所有する」ことに付加価値を加えて多くの顧客を唸らせてきたLEXUS。電動化の進むクルマ社会において、彼らの次なる一手は、「BEVを所有する」ことで得ることのできる付加価値なのだろう。そうした意味で、LEXUSのBEVを所有することは、ほかでは味わうことのできない体験が待っていると確信した。
※レクサス充電ステーションの予約はLEXUS Electrified Program会員さま以外のBEVユーザーもWEBサイトから行うことができます。ゲストの予約は、前日から可能、最大予約時間は2時間までになります。
LEXUS MEETS...
住所:東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷1階
電話番号:03-6273-3225(カフェラウンジ)
営業時間:11時~22時(ラストオーダー Food、Drinkともに21時30分)
定休日:施設に準ずる
HP:https://lexus.jp/brand/lexus_meets/
駐車場:東京ミッドタウン日比谷の駐車場へ
SNS:https://www.instagram.com/lexusmeets/